「にじいろカルテ」全9話のあらすじ&感想|高畑充希、井浦新、北村匠海の最強トリオが演じきった最強のドラマだった(涙)
第7話あらすじ&感想
第7話あらすじ
「あと、どれくらい?どれくらいしたら、私は何もわからなくなるの――?」
まだら認知症を抱える雪乃(安達祐実)は、定期健診で突如自分の年齢を答えることができなくなる。覚悟していた瞬間がまたやってきた、と真空(高畑充希)は姿勢を正し、晴信(眞島秀和)から託されていたノートの記録を雪乃に説明する。症状が出始めてから何も思い出せなくなるまで約10日…その事実に、不安そうに瞳を揺らしながらも平静を装う雪乃を、真空は気分転換に「一緒に往診に行きませんか」と誘う。
朔(井浦新)、太陽(北村匠海)と共ににじいろ号に乗り込み、佐和子(水野久美)の家を訪れる真空と雪乃。そこで雪乃は、1枚の婚礼写真を見つける。実は虹ノ村には、古くから伝わる“虹ノ洞穴”の伝統的な婚礼があったが、今ではウェディングドレスが人気で隣町の結婚式場で挙げることが多いのだと語る佐和子。雪乃もその1人だったというが、結婚式の記憶がない雪乃は顔を曇らせる。
そんな雪乃の心中を察した真空は、その夜、急遽にじいろ商店に村のみんなを召集。雪乃と晴信の結婚式を提案する。最初は戸惑う晴信だったが、愛する妻の願いを叶えたいと一念発起を決意する。
途絶えていた村の伝統行事の復活に、じじーず(泉谷しげる、モト冬樹、半海一晃)や佐和子をはじめ、当人より村人たちが大張り切り。しかし雪乃は嬉しい気持ちの一方で、認知症の症状が進行していることに不安を抱き…。
タイムリミットはあと10日。
もうすぐ僕を忘れる妻に、何を残せるだろうか。
神様、あと少しだけ、時間をください――。
雪乃と晴信は、婚礼の日を迎えることができるのか…!?
ねえ、また好きになってくれる?
第7話感想
木曜21時の「にじいろカルテ」の時間が好きだ。視聴者をワクワクさせるような派手な演出もミステリアスな要素もないが、そこには人の温かさや優しさが感じられる。まるで寒い日の夜に飲む、ホットミルクのような癒し要素がある。
人が人と支えあって生きていく素晴らしさを感じさせてくれる時間。
毎週、見終わった後、「明日も頑張ろう」と思わせてくれるドラマだ。
とはいえ、第7話は辛かった。
「あと、どれくらいで私、なにもわからなくなるの?」
認知症を患っている雪乃(安達祐実)の症状がかなり進んできている。
真空(高畑充希)の悲しそうな表情もまた、雪乃の症状を物語る。
そんな雪乃を助けようと外科医の朔(井浦新)と、看護師の太陽(北村匠海)と4人で往診に行くことを提案する真空。元小学校の教師の佐和子(水野久美)の家で、虹ノ村に古くから伝わる“虹ノ洞穴”の伝統的な婚礼の話を聞いた雪乃はちょっと興味を持ったようだった。
そこで真空は、村人の前で雪乃と夫の晴信(眞島秀和)の結婚式を提案したのだった。
このドラマの魅力の一つ、村人たちとの掛け合いは本当に観ている者の頬を緩める。
セリフなのか、アドリブなのか見分けがつかないほど、役者さんたちものびのびと演技をしている。
第7話でも結婚式にむけて準備をする村人たちの演技が最高だった。
村人一人ひとりの生き方に共感できるときもあれば、バカバカしすぎて笑ってしまうことも。
ここまで振り幅のあるドラマも珍しい。
そして、記憶があいまいになっていく安達の演技も「うまい」という言葉をはるかに飛び越え、感動すら覚える。
結婚式の当日にまったく記憶がなくなってしまい、声をあげて泣く雪乃。
なぜ、自分が婚礼衣装を着ているのかが理解できず、「なんですか、これ」という言葉が切なすぎた。
自分の記憶がどんどん曖昧になっていくことは辛い。
けれど、記憶がなくなる度に夫から愛の告白をされる「幸福に満ちた部分」も巧みに魅せてくれた。
第8話では、診療所の3人に亀裂が?
気になる真空の病状は?
私の「にじいろロス」が確実に近づいている……。
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