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2021年03月19日

「にじいろカルテ」全9話のあらすじ&感想|高畑充希、井浦新、北村匠海の最強トリオが演じきった最強のドラマだった(涙)

「にじいろカルテ」全9話のあらすじ&感想|高畑充希、井浦新、北村匠海の最強トリオが演じきった最強のドラマだった(涙)


第6話あらすじ&感想

第6話あらすじ



ひとり、部屋でカレンダーを眺める真空(高畑充希)、もうすぐ母親の誕生日だ。いい加減、自分の病のこと、そして虹ノ村で暮らしていることを伝えなければ…と思うが、何度もメールを打っては消し、打っては消しを繰り返してしまう。

そんなある日、雪乃(安達祐実)の記憶を確認する定期診察の日がやってくる。自分の年齢、簡単な引き算、野菜の名前などの記憶テストを行うも難なく答える雪乃だったが、ふと「こんな簡単な質問が、答えられなくなる日がくるのかな…」と不安な表情を見せる。
そこへ突然、泥だらけの日向(中野翠咲)が飛び込んでくる!息絶え絶えに「お母ちゃんとじいちゃんが…」と告げる日向。真空、太陽(北村匠海)、朔(井浦新)は慌てて診療所を飛び出し緑川家に向かうが、そこで嵐(水野美紀)・日出夫(泉谷しげる)が倒れているのを発見し…?

一方、日向を預かって欲しいと頼まれた氷月(西田尚美)は大喜びするが、その様子を見た霧ケ谷(光石研)は少し複雑な表情を浮かべ…。

そんなある日、診療を終えた真空が突如、倒れてしまう――!?

離れて暮らす、娘から母親へ。
一つ屋根の下で暮らす、義理の父親から、義理の娘へ。
―――いま伝えたいことがある。

果たして真空は、お母さんに“真実”を伝えることができるのか…!

第6話感想


個人的に今クールドラマの中で推しの一つである「にじいろカルテ」だが、折り返しを過ぎたあたりからちょっと観るのが辛くなってきている。
それは、多発性筋炎を患っている内科医、紅野真空(高畑充希)の病状と、認知症の症状がすすんできている橙田雪乃(安達祐実)の様子が深刻化しているからだ。

とはいえ、病と闘う女性たちが常にストーリーの中心にいるのではなく、村人が抱える問題にも一つひとつ丁寧に扱っているところもこのドラマの魅力だ。

第6話は、体調を崩した真空に献身的に寄り添う、外科医の浅黄朔(井浦新)と、看護師の蒼山太陽(北村匠海)の優しさに感動するし、”じじーず”こと、緑川日出夫(泉谷しげる)、筑紫次郎(半海一晃)、白倉博(モト冬樹)の3人の掛け合いも最高に面白い。
中でも村役場の職員、霧ケ谷桂(光石研)とその妻、霧ケ谷氷月(西田尚美)の仲睦まじい姿には毎回、癒される。

今回は、そんな霧ケ谷夫妻が村役場の職員、緑川嵐(水野美紀)の一人娘を預かるシーンに注目をしてもらいたい。
子どものいない霧ケ谷夫婦。
体調を崩した嵐から娘の日向を一晩預かって欲しいと頼まれたときの西田尚美の演技にはぐっときた。
「ちゃんと預かれるだろうか」という不安な気持ちと、「一晩といえども母親の変わりを務めることができる」という嬉しさ。この両極で揺れる感情表現が素晴らしかった。
これまで多くのドラマでキーパーソンとなる役を演じてきた西田。
複雑な感情を抱える女性を演じるのがとても上手な女優さんだと改めて感じた。
また、その妻を複雑そうな表情で見つめる夫役の光石の演技も胸に響く。

このドラマの魅力は「こんな村人いるよな」と思わせる演者さん達の演技力につきる。
違和感がないからこそ、すっとドラマの世界に没頭することができる。
だから登場人物と同じところで涙が出てしまうのだ。

最近になって気づいたことだが、紅野真空、浅黄朔、蒼山太陽、緑川嵐、橙田雪乃、筑紫次郎、白倉博と、登場人物の名前に「色」が入っている点にも遊び心を感じている。
(登場人物の名前に「漢数字」、空や太陽、月など「天国と地獄~サイコな二人~」に類似する点も気になるが、これは偶然?)

高畑や安達など引き込む演技に定評のある女優さんに加え、バイプレーヤーたちの素晴らしい演技力で視聴者を魅了している同ドラマ。

次回は、認知症の症状がすすんでしまっている雪乃にスポットが当たるようだ。
真空や村人たちはどのようにして雪乃と関わっていくのだろうか。
これは大量のテッシュを消費してしまいそうな予感—。

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