国内ドラマ

REGULAR

2021年03月19日

「にじいろカルテ」全9話のあらすじ&感想|高畑充希、井浦新、北村匠海の最強トリオが演じきった最強のドラマだった(涙)

「にじいろカルテ」全9話のあらすじ&感想|高畑充希、井浦新、北村匠海の最強トリオが演じきった最強のドラマだった(涙)



第8話あらすじ&感想

第8話あらすじ




夜中にトイレから出てきた太陽(北村匠海)。リビングから何やら声が聞こえ、そちらに向かおうとしたところ、なんと真空(高畑充希)と朔(井浦新)が恋仲であると発覚…!?あまりの衝撃に声を出すこともできず、思わず診療所を飛び出してしまう。

パジャマのまま、朝靄の山奥を1人歩き続ける太陽。2人のことを思い出しながら、自らの過去の嫌な記憶もよみがえり…。飲み物を買ってベンチに座った太陽は、何もかも忘れるべく、イヤホンで大音量の音楽を聴いているうちに、眠りに落ちてしまう。しばらくして目覚めると、ベンチの隣には、冷たくなり心肺停止になった見知らぬ男性が…!?

現場に駆け付ける真空と朔だが、応急処置も空しく死亡が確認される。連絡をもらった霧ケ谷(光石研)も立ち合い、診療所では警察が太陽の事情聴取など行い、亡くなった身元不明の男性が「自分の失踪した夫では…?」と勘繰る嵐(水野美紀)や、雪乃(安達祐実)と氷月(西田尚美)もやってくる。
一方、霧ケ谷は“身元不明の男”の腕にあった痣に、自らの過去を思い出し…?

そんな中、「自分がもう少し早く気づいていれば、彼を救えたのではないか」と自らを責め、ひとり涙する太陽。真空と朔にも自分が抱えるモヤモヤを伝えられず、虹ノ村の仲間への違和感も募って行き…。

少しずつ狂い始める3人の距離。
この関係が永遠に続くと思っていたのに――。
果たして、身元不明の“彼”は誰だったのか…?

第8話感想

最終回目前まで視聴率2桁キープと、今クールドラマの中でも好評の「にじいろカルテ」。
悪い人が一人もいない、見終わったあとの爽快さ、笑いあり涙ありと、人との触れ合いに飢えた時代にはぴったりなドラマといえる。

北村が演じる太陽は、村の診療所で働く看護師だ。
普段は大人しく、そして優しいけれどちょっとめんどくさいタイプ。
看護師という立場と自分の中に存在する卑屈な面に葛藤している青年を見事に演じている。
強烈キャラが多数出演している同ドラマだが、その中でもしっかりと存在感も発揮している。

(※以下ネタばれあり)
第8話は、太陽(北村匠海)の勘違いオンパレードに尽きたといえる。
真空(高畑充希)と朔(井浦新)が”デキてる”と勘違いしたり、村人から邪険に扱われているとすねたり、被害妄想が暴走。勘違いの上にさらなる勘違いをかぶせ、過去の苦い出来事とも勝手に重ねる。いら立ちを隠せない姿には、観ているこっちはクスっと笑ってしまう。
しかし、仲間や村人たちの行動には理由があった。
もうすぐ誕生日を迎える太陽のためにサプライズパーティーを企画していたからだった。
太陽が勘違いを爆発させたところで、真空の「病気が悪化して動けなくなったって絶対に離してやんないんだ、バカタレが」という言葉に自分も必要とされていたことに気付く太陽。
最後には仲間や村人の溢れんばかりの愛情に包まれ、一件落着!
同ドラマならでは……という展開が待っていた。

今話は、とにかく北村が涙を流す姿が美しかった。
これほどまでに美しく泣ける23歳はいるだろうかと感心すらしてしまう。

北村といえば、映画「君の膵臓を食べたい」や「十二人の死にたい子どもたち」、「サヨナラまでの30分」など、人付き合いが苦手でそして影のある役を多く演じてきている。
これまで難しい役を演じてきたからこそ、今回の太陽役は北村しかいないと言い切れる。

来週で最終回を迎える同ドラマ。
予告では真空が倒れるシーンが……。
真空、朔、太陽の仲がどうか永遠であるようにと願わずにはいられない。

→目次へ戻る

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!