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2021年03月19日

「にじいろカルテ」全9話のあらすじ&感想|高畑充希、井浦新、北村匠海の最強トリオが演じきった最強のドラマだった(涙)

「にじいろカルテ」全9話のあらすじ&感想|高畑充希、井浦新、北村匠海の最強トリオが演じきった最強のドラマだった(涙)


第4話あらすじ&感想


第4話あらすじ



朝から畑に佇み、空を見上げる朔(井浦新)。いつもと違うその様子が少し気になる真空(高畑充希)。

一方、太陽(北村匠海)は朝から“お尻”にある大問題を抱えていた。誰にも相談できず、悶絶しながら悩んでいたところ、次々に霧ケ谷(光石研)と氷月(西田尚美)や嵐(水野美紀)ら村人たちが押し寄せ、虹ノ村診療所は大騒ぎ。

そんな中、一本の電話が鳴る。隣村のキャンプ場で土砂崩れが発生――多くのけが人が出ている中で治療の優先順位を決めるトリアージをしてほしいとの要請が。急いで現場に向かうことになった真空、太陽、朔だが、その様子を見て霧ケ谷は朔に「大丈夫…?」と声をかける。笑顔で応える朔だが、心配そうな霧ケ谷の様子に、何か知っているようだと悟る真空だが…。

緊張感ただよう中、土砂崩れの現場に入った3人。年長者の朔の指示のもと、命を救うために奔走する。そんな混乱の中、ある患者の「大丈夫です」という言葉に、思わず朔は「それはあなたが決めることじゃない!」と激昂する。
――彼の脳裏には妻・沙織(佐々木希)の姿が思い出され…。

明かされる過去。試される絆。

人はいつ、いきなり会えなくなるかわからないから。

第4話感想

虹ノ村の唯一の外科医、浅黄朔(井浦新)の回想シーンから始まった第4話。

天真爛漫な朔がいったいどんな過去を背負っているのか初回から気になっていたので、回想シーンからのスタートには少々テンションが上がった。

妻の沙織(佐々木希)が畑で作った野菜を、笑顔で頬張る朔の姿は幸せそのものといった感じ。しかし、その沙織はもういない。数年前の爆破事件で亡くなっていたのだった。

医師として向かった現場で怪我を負った沙織に偶然、出会った朔。沙織の様子から「黄色」のトリアージ(処置までに数時間の余裕がある)を付けたものの、その沙織は朔が犯人の処置をしている間に亡くなってしまった。犯人は命を取り留め、最愛の妻は亡くなったという現実―。行き場のない感情を押し殺したまま、沙織が朔のために買ったサングラスをかけて肩を落とす姿は、観ているこちらも本当に辛かった。

今回、井浦が演じる朔という役と比較しがちなのは「アンナチュラル」(TBS系)で演じた法医解剖医、中堂系という役だ。結婚間近の彼女を何者かに殺されてしまった中堂。その彼女を自分が解剖するという難役を演じた。

悲しみを背負いながらも、歯を食いしばりながら懸命に生きる男を演じさせたら井浦の右に出る者はいないように思う。だからこそ、朔という役に井浦が抜擢されたことは納得ができる。

そんな朔の悲しい過去をまったく知らない真空(高畑充希)と太陽(北村匠海)。ある日、虹ノ村の隣村のキャンプ場での土砂崩れが発生する。

「そばにいてくれ。不安なんだ、一人じゃ……」

いつもふざけた言動で真空と太陽を笑わせたり、怒らせたりする朔の口から出たこの言葉に、はっとした2人。普段は見せない朔の思いつめた表情が気になりながらも、負傷者の手当を行ったのだった。

第4話は朔の悲しい過去に触れただけではなく、このドラマならではのクスっと笑えるエピソードも満載であった。

虹ノ村の人たちと参加した青年団の活動で、ブヨに刺された太陽。刺された箇所が“お尻”だったために真空と朔に言い出せずにいた。痒みと戦いながらも悶絶する太陽の姿が、第3話のパジャマ姿に引き続き「かわいい」とSNSで多くの人が反応していた。

微笑ましいエピソードとシリアスな場面、さらにそれぞれの人間模様を見せてくれる「にじいろカルテ」。

見れば見るほど虹ノ村ファンと化し、「こんな村なら住みたい」とつぶやく人が続出するのも無理はない。

時には喧嘩もする3人だけれど、支え合いながらお互いを思いやるシーンは胸を打つ。結局、今回も朔の過去を無理に聞き出さない真空と太陽の行動にはジーンときた。

第5話は、太陽がメインの回となることが予告から予想される。

人組バンド・DISH//のボーカルとしても話題の北村匠海。

次週はファンにはたまらない回となるだろう。

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