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「恋はDeepに」(恋ぷに)第9話までのネタバレ感想:夢オチみたいな最終回! ひたすら石原さとみや綾野剛を愛でるドラマだった


第9話あらすじ&感想

第9話あらすじ



トラックから海音(石原さとみ)をかばおうとして、頭を打ってしまった倫太郎(綾野剛)。なんとか立ち上がるものの、倫太郎の身体にはかすかな異変が…。

鴨居家に戻った海音は、ウツボの声が断片的に聞きとれることに気づく。ウツボは、海音が海に帰れるのが満月の時だと伝えようとしていて……。次の満月まであと3日。海音は、地上の生活、そして倫太郎との別れが間近に迫っていることに呆然とする。

海音との別れが近いことを察した倫太郎は、海音のために、鴨居研究室と蓮田トラスト開発チームとの合同サプライズ送別会を提案。迫りくる、二人の別れの時。しかし、倫太郎には予期せぬ悲劇が迫っていた……!

第9話感想

「恋はDeepに」最終回は、なんだか現実感がないまま進んでいった。

海音(石原さとみ)をトラックから守ろうとして頭を強打する倫太郎(綾野剛)。しかし、そこから何事もなく話は進んでいく。

海音は大学を辞めて、満月の日に海に帰ることになる。
倫太郎は父・太郎(鹿賀丈史)と兄・光太郎(大谷亮平)、弟・榮太郎(渡邊圭祐)と和解を果たし、亡くなった母との思い出を語り合う。
海音のメッセージ動画が世界的にバズって、香港の会社による蓮田トラスト乗っ取りが頓挫する。
倫太郎は海中展望タワーの建設を断念して、美音のアイデアを生かした新しいプロジェクトに着手する。
鴨居研究室の仲間や蓮田トラストの同僚たちと一緒に美音の送別会を開き、みんなの祝福の中で倫太郎と海音は疑似結婚式を挙げて永遠の愛を誓う。

海音が海に帰ること以外、すべて倫太郎の理想どおりだ。正直な話、観ているときはすべて事故に遭った倫太郎の夢だと思っていた。それぐらいすべてがうまくいく。ずっと夕暮れのような不思議な色調の画面が続いていたから、そう思ったのかもしれない(そうではないシーンもあったが)。

送別会の帰り道、海音が「私、明日帰ります」と告げると、その場でガクッと倒れる倫太郎。あ、わかった! ここで夢から覚めるんだ! と思ったが、そうではなかった。

倫太郎の症状は外傷性硬膜外血腫。軽度なら保存的治療で良好な結果が得られることもあるが、あの医師は「どれだけ持ちこたえられるか」と言っていた。血腫が多量になれば手術を行うが、開頭手術をした様子はない。

そんな中、倫太郎の呼吸器を外してキスをする美音。あっ、わかった! 人魚が自分の命を倫太郎に分け与えるんだ! と思ったが、海音は「なんで起きないの?」とうろたえるのみ。ただの勘違いキスだったようだ。

そして満月の夜がやってくる。目が覚めた倫太郎は、呼吸器をぶっちぎって車を走らせる。ここからが夢? とも思ったが、そうでもなかった。倫太郎はちゃんと間に合って、星ヶ浜で海音と熱いキスを交わす。ここを劇的にしたいなら、さっきのキスは不要だったんじゃないかな……。倫太郎が別れを告げて振り返ったら、もう海音は消えていた。結局、美音が何者だったのかは明確な説明がないままだった。

エンディングは3年後、それぞれ元気にやっている中、星ヶ浜で海の家をやっている倫太郎のもとへ、海音がやってくる……というもの。最後も倫太郎の夢のような気がしてならない。何重にも夢オチが連なる、不思議きわまりないファンタジーなんじゃないかという疑念が最後までつきまとう最終回だった(もう1回あるが)。

ファンタジーなのであり得ない設定はあってもいいのだが、全9話(来週も含めれば10話)もあるのだから、もう少し納得感のある話の進め方をしてほしかったというのが正直な感想。特にメインストーリーとなる海音と倫太郎の恋愛は、「海を守りたい」「タワーを作りたい」という利害の対立はあったものの、異種同士の恋愛の葛藤はなぜか最後まで描かれなかった。

脚本の徳尾浩司は6月8日のツイッターで「個人的な見どころ」として「迷惑メールを怖がる染谷」「光太郎、世界的な歌手に食いつく」「クッションを抱っこする太郎と倫太郎」「時間稼ぎができない二人」「いきなり参加している鶴川」「黒い倫太郎」を挙げ、「以上です。よろしくお願い致します」と結んでいた。謙遜まじりの冗談なのだろうが、メインストーリー以外の些末な部分だけを挙げて「以上です」と言ってしまうあたり、ストーリー作りが思い通りに運ばなかった悔しさがにじみ出ているような気がする。

来週は「3年間の空白」が描かれるが、ストーリー的に「なるほど! そうだったのか!」と思うことはないような気がする。「恋はDeepに」は徹頭徹尾、可愛らしくて邪気のない綾野剛や石原さとみ、渡邊圭祐らを愛でるためのドラマだった。

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