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2021年07月01日

ドラマ「DIVE!!」第12話までのネタバレ感想:気持ちのいいドラマをありがとう!

ドラマ「DIVE!!」第12話までのネタバレ感想:気持ちのいいドラマをありがとう!


第8話あらすじ&感想

第8話あらすじ



坂井知季(井上瑞稀)は弟の弘也(前田旺志郎)が未羽(田鍋梨々花)を抱きしめてるのを目撃してしまうが、2人に何も聞くことが出来ずモヤモヤしていた。そんな知季に弘也は...。さらに、麻木夏陽子(馬場ふみか)からは練習に集中できていないことを指摘されてしまう。

一方、異例のタイミングでオリンピック代表に選ばれた富士谷要一(作間龍斗)だったが、スランプに陥ってしまう。

そして、津軽に戻って数日が経った沖津飛沫(髙橋優斗)は麻木が要一たちに託した亡き祖父の映像を観ることが出来ずにいた。

第8話の感想:恋愛の難しさとか、自分の運命とか


3人それぞれが壁にぶつかったり、変化したりした第8話。

まず、知季は恋愛面での変化が。あろうことか自分の彼女が弟とハグをしてる現場に遭遇。すぐに逃げてしまえば見なかったことにもできそうだけど、お互いに気づいてしまう。この気まずさったらない。苦いほうの、青春。しかも、よりによって弟に宣戦布告までされてしまった。さすがに彼女の誕生日は把握しておこうや、と思ったけど、それだけ飛び込みに打ち込んでいた証拠でもある。
思い悩んだ知季は、例のごとく飛び込みからも逃げ出す。でも、麻木コーチから電話がかかってきたらちゃんと出るし、呼び出しにも応じる。聞かれれば悩みのタネは恋愛だと躊躇いもなく明かす。この素直さが知季の武器であることは間違いないだろう。そしてまた、麻木コーチも知季にしっかり向き合ってくれる。僕が飛び込みさえやってればいいんですか、という知季の訴えに対して「だって飛び込みのコーチだもん」と秒で返答したのには笑ってしまったけど、ビールまで頼んでちゃんと付き合ってくれるところは優しいというか、面倒見がいいというか。見ただけでその選手の強みや課題が分かるから指導者になったということだったけど、この人の指導者としての資質はそこだけではないんだろうな。
結局、知季は未羽とは別れることに。「トモの飛び込みを応援してきた」「でも、やっぱり会えないのは寂しい」…未羽の気持ちは理解できる。一方で、ここまで本気で何かに打ち込んでいる高校生に対して、恋愛でのマメさを求めるのはいささか酷なんじゃないだろうかとも思う。有名なアスリートが高校時代のマネージャーと結婚、なんて話を聞くことがあるけど、あの人たちってどんだけ要領がいいんだろう。それとも恋人側が相当理解をしているから成り立つのかな…なんて、関係ないところに一瞬思考が飛んでしまった。
知季は、未羽と付き合い始めた頃とは比べものにならないくらいいろんなものを抱えている。麻木コーチからの期待、切磋琢磨していく仲間との絆、五輪に出るという目標、陵の悔しさ…そこに、未羽の寂しさが加わった。改めて腹を括った覚悟の表情が印象的だった。

青森に帰った飛沫は、地元で職を得て、恭子と結婚して家庭を築くことを明るく語る。その願望も、おそらくは彼の本心だろう。ただ、飛沫自身も気付いていなかった迷いにも満たない揺れを、案じていたのはほかの誰でもなく恭子だった。今はそれでよくても、何年か経った後に後悔するのではないか。きっとそんな思いが恭子の中にはあった。未練がある男は好きじゃない、と一刀両断して自分の気持ちと向き合わせるあたり、飛沫の掌握具合がすごい。…あ、ここにいたわ、アスリートとの恋愛を円満にやっていける人。でもこれは特殊なのかな。どう考えても恭子の精神年齢が高すぎる。
そして飛沫は、やっと祖父の動画と向き合う。ここの彼の瞳、あまりにも透明度が高くて一瞬たじろいだ。「もう一度あいつらと飛びたい」という思いの純度が伝わってくる。たぶん恭子は、戦いを終えた時の飛沫がどんな状態でも受け入れてくれるだろう。もう、思いっきり頑張れ!と背中を押す気持ちになった。

要一は、スランプの只中。飛び込みをして、水の中で叫ぶ。今までの要一で、もっとも感情をあらわにした瞬間だったのではないだろうか。「他の誰かが用意したレールの上にいる」と感じている彼は、五輪の代表に選ばれたことを“幻の雪”と表現した。雪自体が触ると消えてしまうものなのに、さらに幻だなんて。なんの実感も湧いていないことがひしひしと伝わってくる。さぞ不安だろう。そして、それもまた自分に与えられた運命なのだと開き直るには、彼はまだ若すぎる。でも、その先にあるものを見てみてほしい、とも思う。勝つことは孤独だと言った要一の、“幻の雪”を体験した感想を教えてほしい。

結局、MDCに知季、要一、飛沫の3人が揃った。気持ちを新たに進み始めた彼らが、それぞれの有終の美を飾ることを願ってやまない。

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(c)2021 森絵都・角川文庫刊/ドラマ「DIVE!!」製作委員会

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