ドラマ「DIVE!!」第12話までのネタバレ感想:気持ちのいいドラマをありがとう!
第5話あらすじ&感想
第5話あらすじ
坂井知季(井上瑞稀)は、難易度の高い技の練習がうまくいかず、何度も失敗してしまう。
知季の様子を見た富士谷要一(作間龍斗)は麻木夏陽子(馬場ふみか)に新技への無謀なチャレンジは知季の為にならないと文句を言うが、夏陽子にはある確信があり....。
一方、知季はロッカールームで倒れてしまった沖津飛沫(髙橋優斗)を心配するが...。
そして、要一自身も知季と飛沫の2人に触発され、高度な技にチャレンジしたいとコーチの富士谷敬介(村上淳)に申し出る。
さらに、失敗続きで弱気になっている知季に夏陽子はあるアドバイスをする。
第5話の感想|“ダイヤモンドの瞳”、開眼!色んなものが見えた第5話
前回最後に更衣室で倒れてしまった飛沫。どうやら腰が痛いらしい。その後普通に歩いてはいたものの、以前コーチ陣が「修正をしないと怪我に繋がる」と話していただけに、非常に不安だ。
そんな中ついに、知季が実際に飛び込み台から4回半に挑戦する。だが、やはり最初はなかなか上手くいくものではない。不完全なまま飛び込んだ衝撃で打ち付ける肩を押さえる様子がすごく痛々しい。
でも、麻木コーチが知季を買う理由がはっきりした。これまでも「目」ということをちらつかせてはいたが、つまりは「動体視力」だった。知季はすれ違う電車の乗客の服装や表情なども見極められるらしい。見えない側のわたしからしたら、それってめちゃくちゃ疲れてしまいそうだけど、見える側の知季にとっては当たり前のことだから、それがすごいことだとすら気づかなかった。そんな目のことを“ダイヤモンドの瞳”というらしい。今回の飛び込みの前、知季のアップで瞳の綺麗さがすごく印象に残ったけど、そういうことだったのか…! そして異常なほど飛び込みに集中する知季は、ついに4回半をモノにした。
一方、着々と前進する知季と飛沫に対して、自分のやり方に不安を感じ始める要一。この人もまた人の子だったのだなと分かる。どこか浮かない表情でプールを出る要一に、麻木コーチは悩んでいることを感じ取り、アドバイスを送る。しかも、ちゃんと答えを見つけさせた。本当にこのコーチは有能なのだ。
これまで、先を行く知季に嫉妬し、要一にアドバイスを受ける飛沫を見ては「ライバルにもアドバイスするんだね」と皮肉を言っていた陵とレイジ。正直、憎たらしさにちょっと嫌いにすらなりそうだったけど、自分たちも4回半に挑戦しようとして、初めて知季のすごさが身に染みたらしい。たしかに、同じことをしてみて初めて見えてくるものってある。話しかけてきた時はまた憎まれ口でも叩くのかと思いきや、ちゃんと謝罪してくれた。「ガキみたい」と、本人に自覚があったようで何よりだ。5話にしてようやく、走り出した無邪気な3人の背中を笑顔で見送れた。
さて、次回はいよいよ選考会。知季に放置されている未羽の悲しげな顔も気になるが、知季には結果を出してこの不安もまとめて払しょくしてほしいところだ。
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(c)2021 森絵都・角川文庫刊/ドラマ「DIVE!!」製作委員会