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2021年07月01日

ドラマ「DIVE!!」第12話までのネタバレ感想:気持ちのいいドラマをありがとう!

ドラマ「DIVE!!」第12話までのネタバレ感想:気持ちのいいドラマをありがとう!



第9話あらすじ&感想

第9話あらすじ



オリンピックの代表選考会を待たずに富士谷要一(作間龍斗)が代表選手に選ばれるという異例の事態に坂井知季(井上瑞稀)は複雑な想いを抱えていた。
一方の要一は原因不明のスランプを抜け出せずに苛立ちが募り...。

麻木夏陽子(馬場ふみか)が託した祖父のダイブを見て、もう一度、飛込競技と向き合う事に決めた沖津飛沫(髙橋優斗)は伝説のダイバーである祖父が飛んだダイブ”の正体を知り、ある決意をする。

そんな中、坂井知季(井上瑞稀)が練習中に倒れ...。

要一はオリンピックとは関係なく、ひたすらに進んで行く知季と飛沫の姿を見て、コーチである父・敬介(村上淳)に無茶な要求を突きつけ、親子はぶつかってしまう。

後戻りできない要一がある決意を持って向かった場所で衝撃の事件が起きる一。

第9話の感想

いまだスランプ継続中の要一の様子を、静かに見ている父。いったいどんな気持ちなんだろう、と思った。息子であると同時に手塩にかけて育ててきた選手。きっと心中穏やかではないだろう。
そしてついに要一はモヤモヤを晴らすべく行動に出る。いち選手が日水連に乗り込んで行くって、どれだけ勇気がいる行動だろう。想像を絶する。日水連の会長と面会を果たすなり、「君は顔もいいし、元オリンピック選手の富士谷コーチの息子だ」と、早々に大人の洗礼を浴びせられる。事実だとしても、そしてそれに薄々感づいていても、非情だ。
そんなことじゃめげない要一は、「オリンピック内定を、白紙に戻していただけませんか」「俺は正々堂々、勝ってオリンピックに行きたいんです」と啖呵を切る。よく言った…! と同時に、やっぱりどこかで、本当にそれでいいの? と思ってしまう。でもそんな不安は無駄だった。「自分の手で夢をつかみたいんです」と言った要一は、間違いなく誰よりもかっこよかった。

腰の痛みをおして競技を続けることを選んだ飛沫は、麻木コーチにテーピングしてもらったら痛みが消えて元気になっちゃう。本当にお調子者だけど、ここのところシリアスなシーンが続いてるだけに、救われた気持ちになる。でも、飛沫はやるべきことがあったから、ここに戻ってきた。だから、彼は“選ばれし者だけに許された飛び込み”であるスワンダイブに挑戦するという。「この技で人々の心をつかむなんて要一にも知季にもできない」「できるのはただ一人、あなただけよ」という言葉に痺れる。麻木コーチは、やっぱり人をたきつけるのも上手だ。

要一の決死の交渉も実り(?)、五輪代表の1枠に空きが出た。そのたった1枠を巡って、知季、要一、飛沫がバチバチしてきた。ちょっと前では考えられなかったが、彼らはいま、同じ線上にいる。
3人の中から、誰かが選ばれるのか、それともどこぞの第三者がかっさらっていくのか…。最後の最後まで、目に焼き付けたい。

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(c)2021 森絵都・角川文庫刊/ドラマ「DIVE!!」製作委員会

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