「コタローは1人暮らし」第10話ネタバレ感想:優しくて未来ある最終回に涙腺崩壊!
横山裕主演のドラマ「コタローは1人暮らし」が、2021年4月24日に放送開始となった。
累計部数100万部を突破した津村マミ原作の同名漫画の初の映像化となる本作は、子連れ入居禁止のアパートに住む売れない漫画家と隣の部屋に越してきた訳アリの5歳児・コタローの交流を描いたハートフルコメディー。
連続ドラマ初主演となる関ジャニ∞の横山裕が、自堕落な生活を送る売れない漫画家・狩野進を演じる。
この記事では毎週放送終了後に感想を掲載していく。ハートフルな本ドラマの魅力がこの記事で少しでも増したら幸いである。
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もくじ
・第1話あらすじ&感想・第2話あらすじ&感想
・第3話あらすじ&感想
・第4話あらすじ&感想
・第5話あらすじ&感想
・第6話あらすじ&感想
・第7話あらすじ&感想
・第8話あらすじ&感想
・第9話あらすじ&感想
・第10話あらすじ&感想
・「コタローは1人暮らし」作品情報
第1話あらすじ&感想
第1話のあらすじ
昔懐かしい佇まいの『アパートの清水』のとある一室――。初デートをすっぽかされたと怒り心頭の彼女から盛大な平手打ちを食らった売れない漫画家・狩野進(横山裕)が、寝起き状態のボロボロな姿で座り込んでいると、インターホンが鳴る。“彼女が戻って来たのかも!”とドアを開けると、そこには高級ティッシュを差し出す小さな男の子がひとりで立っていた。
「隣に越してきた“さとう”と申す。以後、お見知りおきを」
確かこのアパートは子連れ入居禁止だったはず…と怪訝な表情を浮かべる狩野に、この不思議な話し方をする5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)は、自分は1人暮らしだとキッパリ宣言する。状況が飲み込めず、ぼう然とする狩野に追い打ちを掛けるように、出版社の編集担当・福野一平(大倉孝二)から催促の電話が。さらに、まずは腹ごしらえ!と冷蔵庫を開けるも中はスッカラカン…。
そんな中、インターホンが鳴り、再びコタローがやって来る。部屋にお風呂が見当たらないというコタローに、狩野は近所の銭湯を教える。張り切って銭湯に向かうコタローを「面倒なヤツが引っ越してきたな…」とため息ながらに見送った狩野だが、コワモテの住人・田丸勇(生瀬勝久)が電話で怒鳴り散らしている姿を目撃、さらにテレビで5歳児の行方不明事件のニュースを見て、急にひとりで出掛けたコタローが心配になる。慌てて後を追い、一緒にアパートに戻って来ると、住人・秋友美月(山本舞香)と出会って…?
大人顔負けの言動をするしっかり者だが、アニメ『とのさまん』が大好きで主人公と同じ“殿様語”を話すなど、子どもらしい一面ももっ訳アリ5歳児・コタローと衝撃の出会いを果たした狩野、そしてアパートの住人たちの不思議な交流が始まる――。
第1話の感想:横山裕がハマり役!土曜夜にちょうどいい、ハートフル・コメディーがスタート!
各SNSを駆使した告知やカウントダウンを目にするたびに、期待と可愛さに胸を膨らませていた関ジャニ∞・横山裕初主演のドラマがついにスタートした。物語は、子連れ入居禁止のアパートに引っ越してきた1人暮らしのコタロー(川原瑛都)と、売れない漫画家・狩野(横山裕)をはじめとするアパートの住人たちが織りなすハートフル・コメディーだ。土曜の夜、頭を空っぽにして見るのにちょうどいいセリフ量と温度感の作品だと感じた。
よかったのは、横山裕が演じる狩野の脱力感。生活リズムはめちゃくちゃ、部屋もゴミだらけ、おまけにずーっとスウェット姿で仕事をしている様子もない。そんな彼の無気力さもあるのだろうが、突如5歳児が「隣に越してきたさとうと申す。以後お見知りおきを」とドアを叩いても、大した詮索をしない。普通の大人なら、なんで1人なの? 親はどうしたの? これは警察に届けるべき…? など、いろんな感情が渦巻き、いらぬおせっかいをしてしまいそうなものである。でも、そこにはほとんど首を突っ込まず、「困った、お風呂が見当たらぬ」と尋ねてきたコタロー(とても可愛い)に銭湯を教える。子どもでも対等に扱うタイプなのかと思いきや、子どもが巻き込まれる犯罪のニュースに触れれば、1人で銭湯に向かうコタローの後を付いていく。頭も洗ってやる。普通に会話はするが、相手の様子を見て踏み込んでほしくないところでは身を引く要領の良さも併せ持っているようだ。ぱっと見金髪でヤンキーっぽさすら感じられるお兄ちゃんが、ほどよい脱力感を伴った人情味あふれる人柄で顔がほころぶ。横山さん、これはめちゃくちゃにハマり役なのでは…。
そしてもちろんコタローの可愛さも忘れちゃいけない。「何事も最初が肝心」など、大人みたいなことを口にしたかと思えば、お気に入りのアニメに釘付けになり、踊りだす。こんな子が身近にいたら、目が離せなくなってしまいそうだ。ただ、きっとここから、彼のこれまでの経験にもフォーカスされていくのであろう。合間にカットインする回想シーンから、切ない匂いをプンプン感じた。
コタローが抱えているものを突き付けられるのが少し怖い気もするが、山本舞香演じるキャバ嬢・美月や、生瀬勝久演じるガラの悪すぎる田丸、イッセー尾形が1人2役(これ、圧巻でしたね)を務める清水のじーさん・ばーさんら、愉快なアパートの住人に囲まれて、少しでも優しい未来へ向かってくれることを期待しつつ、見届けたい。
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