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2021年06月27日

「コタローは1人暮らし」第10話ネタバレ感想:優しくて未来ある最終回に涙腺崩壊!

「コタローは1人暮らし」第10話ネタバレ感想:優しくて未来ある最終回に涙腺崩壊!


第2話あらすじ&感想

第2話のあらすじ

売れない漫画家・狩野進(横山裕)は、編集担当・福野一平(大倉孝二)から辛らつにダメ出しされ、ショックを受ける。「絵が古い」と言われたことで、自信を失いかける狩野…。
 
するとそこに、隣室に引っ越してきた1人暮らしの5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)がやって来る。転んでケガをしたというばんそうこうだらけの両膝を見せに来たコタローに「初めて消毒をした」とドヤ顔をされた狩野は…!?
 
一方、元妻から息子が「会いたくない」と言っていると聞かされ、落ち込む田丸勇(生瀬勝久)は、息子のために用意していた『とのさまん』のぬいぐるみをコタローにプレゼントすることに! 大好きな『とのさまん』を前にして大喜びするかと思いきや、コタローは田丸とそこに居合わせた狩野、大人2人が言葉を失ってしまうひと言を口にして…?

翌朝、制服を着て出掛けようとしたコタローは、「ついて行くよ」という狩野を振り切って走り去ってしまう。そんなコタローが目指す先は『幼稚園の清水』――。そう、今日から幼稚園に通い始めることになっていたのだ! 園児たちの出迎えをしていた新任教諭・花輪景介(西畑大吾)から、「お母さんかお父さんは?」と聞かれたコタローは、「わらわは一人ぞ」とキッパリ断言するのだが…?

第2話の感想:コタローの“お兄ちゃん”にしか見えない横山裕に、キュンです!


前回、強面な部分しか見られなかった生瀬勝久演じる田丸の、別の一面が明らかになった。あんな姿をして(失礼)、子どもが大好きらしい。しかし、自分の息子には会える状況にない。そこで、コタローのことを“コタローきゅん”と呼び、はちゃめちゃに可愛がる。息子にプレゼントできなかったコタローもお気に入りのアニメ「とのさまん」のぬいぐるみを、コタローにあげようとする。でもそれは、「わらわはおぬしの子どもの代わりか。うそのものなどうれしくない」と突っぱねられてしまう。ここで大人として、「可愛くねーな」とか「もらっておけばいいんだよ」とか、多少なり小言を言ってしまいそうなものだけど、「そうだよな…」とあっさり食い下がるのが切なくもあった。田丸もまた、好きなものに嫌われるという経験から、臆病になってしまっているのかもしれない。そして、きっと根はすごく優しい人なのだろうなと感じた。

そんな頑ななコタローだが、鳩と決闘(?)して負傷した後の行動が抜群に可愛かった。膝を絆創膏まみれにして狩野(横山裕)の部屋を訪れ、「わらわは消毒をしてからちゃんとコレ(絆創膏)を貼ったのだ」とアピールする。褒めてほしいからって、そんなアピールの仕方ある…? でも、狩野は「褒めてほしいのか?」と言いはするものの、褒めない。ただ、自身が痛めてしまった腰に湿布を貼ってもらったお礼に、絆創膏に「とのさまん」の絵は描く。膝に絵を描くなんてすごくくすぐったそうだったけど、完成したイラストを見た時のコタローの笑顔はそういう笑顔じゃなかった。そういえばここまでずっと無表情だったから、「笑った…?」という狩野の言葉に、こちらの心情もダブる。そして、ちょっとぶっきらぼうだけど、相手を思いやって行動する“お兄ちゃん”な感じの横山さん…じゃなくて、狩野にキュンとした。年齢差的には親子である方がむしろ自然なくらいなのに、なんでこんなにお兄ちゃんにしか見えないんだろう。見た目の若さ? いや、それだけじゃない気がするのだが…とにもかくにも、やっぱり本当にハマり役だ。

さて、今回コタローは幼稚園デビューをするわけだが、田丸とのぬいぐるみの一件で、みんなの親切にあらぬ疑いを持ってしまった。“してあげてる”と思われているのが嫌なコタローは、どこまでも達観した人だ。それに気づいた狩野は幼稚園へお迎えに行く。先生たちには不審者だと騒がれるも(そうだよね、あの格好だもん)、「うそじゃねーから」とコタローに教える。田丸も追ってきて、謝罪をする。そこで、コタローは「バッジがうまくつけられぬのだ」とうつむき、照れながら白状する。それぞれにいろんなものを抱えた、ちょっと変わったアパートの人たちが、自分の失くしたものや欠けているものを互いに補完し合っているような関係性がすごく素敵だ。そしてこの人たちに囲まれながら、コタローももっと甘えることや頼ることを覚えてくれたら、と願う。

ところで、冒頭でちょっとだけ登場した百田夏菜子演じる弁護士の小林。一体コタローに何の用だったのか? コタローの1人暮らしを壊す人でないことを願いながら楽しみに待ちたい。

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(C)テレビ朝日

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