「コタローは1人暮らし」第10話ネタバレ感想:優しくて未来ある最終回に涙腺崩壊!
第4話あらすじ&感想
第4話あらすじ
売れない漫画家・狩野進(横山裕)と1人暮らしの5歳児・さとうコタロー (川原瑛都)が通い詰めている銭湯に行くと、故障のため休業…。“しばらく風呂に入れなくてもどうってことない”とお気楽な狩野の隣で、コタローはショックのあまりフリーズしてしまう。翌日、コタローは自分を溺愛し、会うたびに頬ずりしたがる田丸勇(生瀬勝久)だけでなく、なぜか狩野や秋友美月(山本舞香)とも距離を置き始める。狩野は、そんな突然のコタローの変わり身を不思議に思うのだが…?
一方、幼稚園では毎年恒例の『こどもまつり』が開催されることになり、保護者会が行われる。
初めて1人で大仕事を担当することになった新任教諭・花輪景介(西畑大吾)は、集まった保護者に協力を願い出るのだが、みんな逃げ腰で困り果ててしまう。すると、コタローの保護者として出席していた狩野が「俺一人でも大丈夫です」と手を挙げる。その後、感謝の気持ちを伝えにきた花輪から、いつもみんなの真ん中にいるコタローが今日はずっと1人だったと聞いた狩野は、ますますその行動に疑問を感じ始める。
狩野は、アパートを訪ねて来た弁護士・小林綾乃(百田夏菜子)に、コタローの振る舞いを相談するのだが…?
そんな中、アパートに新しい住人・青田学(間宮祥太朗)が引っ越してくる――!
第4話の感想:すべての人に見てほしい第4話、コタローのツンデレと喜ぶ狩野の可愛さも見どころ
今回の「コタローは1人暮らし」はすべての人に見てほしいと思う回だった。
幼稚園の保護者会で、毎年恒例のこどもまつりの担当を決める時のこと。他の母親たちが「仕事があるから」「下の子がいるから」と渋る中、すっと手を挙げて「やってもいいっすよ」と言ったのは、いつも通りスウェット姿の狩野だった。そして、「保護者ってそういうもんだと思うんで」と言う。これには母親たちも考えさせられるような顔を浮かべていた。
お祭り当日。狩野や美月、田丸、弁護士の小林が裏方、綿あめや焼きぞば作りに奔走する様子に、コタローはどこか誇らしげだ。その顔を見、引き受けたことを後悔しつつも「あいつ喜んでるんで」と、こちらも嬉しそうな狩野。幼稚園の行事に参加するのが義務なのではなく、子どもが喜ぶだろうことを選べる狩野は、保護者の鑑だろうと思った。
さらに、離婚した妻に引き取られた我が子が、いきなり田丸のもとを訪ねてきた時のこと。本来であれば月に1度と決まっているはずの面会の日にも「息子が会いたくないと言っている」と突っぱねられていたが、実際には息子は田丸に会いたがっていたという。田丸だって、それはそれは息子に会いたがっていた。ところが彼は、訪ねてきた息子を?りつける。「今日来られても、俺は全く嬉しくない」と。
この時、彼の心はどんなに痛かったことだろう。でも、それ以上に息子に約束を破る人間になってほしくないという思いがあった。一時の感情ではなく、息子の今後のことを思った行動をしたわけだ。
コタローの気持ちを考えられる狩野しかり、コタローのために喜んでこどもまつりを手伝う美月や小林しかり、息子の将来を思える田丸しかり、なんてあったかい世界なんだろう。わたしたち1人1人がほんの少し彼らの姿を見習えたら、もう少しだけ幸せが増えそうな気がした。
そして今回は、最後にコタローのツンデレも炸裂した。自分の同級生たちに囲まれる狩野を遠巻きに眺めていたコタローに、思わず心の中で“コタローちゃんも抱っこしてって言っていいんだよ”なんて切ない気持ちになってしまったが、彼は帰宅後にしっかり意思表示をした。「おぬしはわらわの保護者ではないのか」と部屋の隅で膝を抱える様子があまりにも可愛い。こうやってもっと甘えることや頼ることを覚えていってほしいなと思う。もちろん、「お前も可愛いとこあんだな」と嬉しそうにすり寄っていく狩野もまた可愛かった。いつまでもこの2人がつかず離れずの距離感でいられることを願うばかりだが…
最後に登場した間宮祥太朗演じる青田が、明らかに平和じゃない笑顔を浮かべてコタローに近づいてきたところで次回へ。続きがすごく気になる…!
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