「ドラゴン桜」第10話ネタバレ感想:お祭り感満載の最終回、無事に終結!ドラゴン桜、ありがとう!



第5話あらすじ&感想

第5話あらすじ



東大専科は桜木(阿部寛)が招いた特別講師・柳(品川徹)による数学のスパルタ授業が行われていた。

一方、専科の生徒との勝負に負けた藤井(鈴鹿央士)は苛立っていた。一人追い詰められ、殺気立った様子の藤井を案じた理事長の久美子(江口のりこ)は、東大専科と一流大学コースで再度勝負することを桜木に提案する。

勝負は2週間後。国・数・英の3教科を大学入学共通テスト形式で行うことが決まった。負けた方のクラスは即廃止だ。水野(長澤まさみ)は実力の差があり過ぎると訴え、高原(及川光博)も専科にハンデを提案するが、桜木は「その必要はない」と言い切る。

桜木が藤井に対抗する新たな勉強法として打ち出したのはまさかの“ゲーム”!?そして、東大専科に5人目の生徒がやってくる……。

第5話の感想

またもや、藤井 vs 東大専科の戦いが……!

前回は東大専科全員の平均点と藤井の点数で対決する形だったが、今回は大学入学共通テストで、東大専科のいずれかのメンバーが取った最高得点と藤井の点数を比較する勝負。

前回と同じように、負ければ東大専科は廃止。ついに万事休すか……と水野は頭を抱えるが、桜木は余裕たっぷりな様子だ。なんでも、東大専科に入れる予定の「秘密兵器」がいるのだとか。

それは、なんと原健太のこと。発達障害を持ち、常に幼馴染の麻里と行動を共にしている彼。昆虫が大好きで、虫かごや網を持ち歩き、校庭で観察をしている様子がよく見られた。パッと見ただけでは、とても東大専科の秘密兵器には思えないが……。桜木には自信がある様子だ。

蓋を開けてみると、健太には稀有な才能があることがわかった。聴覚から得る情報を記憶するのは不得手だが、視覚から得る情報を丸暗記するのは大の得意。英語辞書が一冊まるまる頭に入るほどだという。少し勉強しただけで、英語や数学の問題をすらすらと解いてみせた。

その代わり、現代文の筆記問題など、応用を効かせなければならない問題は極端に弱いのだが……。それでも、元々、人には得意・不得意があるものだ。それをどれだけカバーする方法を知り、実行できるかどうかなのだろう。

物語終盤、「やっぱり東大には行きたくない、試験は受けない」と駄々をこねる健太に対し、「自分の力で社会を変えろ」「研究者になればできるんじゃないか?」と諭す桜木。勉強は、無理強いしたって上手くはいかない。教師にできるのは、生徒の好奇心を刺激してやることだーー桜木の言うことは、いつだって生徒の心と、視聴者の意識をも刺激してくれる。

その後、無事試験に間に合った健太。健太とともに、麻里もギリギリのところで東大専科に参加した。「そんなこと許されない!」といきりたつ藤井に対し、「尻尾巻いて逃げ出すの?」と啖呵を切る麻里が、たまらなくかっこよかった……!

対決の結果、東大専科の圧勝! 中でも数学は、健太の200点満点中198点という結果が光った。なんとか東大専科を守ることはできたが……一度は入ってくれた麻里が、やはり「抜けたい」と申し出てくる。何やら家庭に問題があるようだ。

教師にしろ、親にしろ、子どもの将来に少なからず影響を与えるのは周りの大人だ。子どもの好奇心を削がないような行いを、大人たちも心がけなければならない。


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(c)TBS

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