「ドラゴン桜」第10話ネタバレ感想:お祭り感満載の最終回、無事に終結!ドラゴン桜、ありがとう!
第9話あらすじ&感想
第9話あらすじ
大学入学共通テストまでのカウントダウンが始まった。
今までに招へいした特別講師陣たちと試験に向け追い込みに入っている生徒たちに、桜木(阿部寛)はいよいよ共通テストの出願書を渡す。そこで決意の表情を見せる専科メンバーに、桜木は「共通テストの心構え5か条」を授ける。
そして迎える共通テスト本番。
6回の模試を乗り越えてきた瀬戸(髙橋海人)をはじめとする、東大専科の生徒たちの決戦の時が来た。しかし、彼らをただならぬ緊張とプレッシャーが襲う。共通テストを終えた瀬戸に襲いかかる試練・・・藤井(鈴鹿央士)の決断とは!?
一方、水野(長澤まさみ)は弁護士として、学園の売却を阻止する方法を必死に探っていた。学園の先代と直接対決を迎える桜木たち。さらに、桜木・水野に襲いかかる驚愕の真実が・・・。
第9話感想
東大専科の生徒が5人以上東大に合格しなければ、水野法律事務所は契約破棄。5人以上合格したとしても、先代理事長との約束により現理事長は解任。学園売却賛成派の理事長が就任してしまえば、学園はなくなってしまう……。「自分たちが合格したら、学園がなくなってしまう」と東大専科の生徒たちが知ったら、勉強に打ち込むどころではなくなる。「私がなんとかします」と言い、学園売却を阻止する切り札を探し始める水野。果たして、東大合格者5人以上と学園売却の阻止、両方とも叶えられるのだろうか?
生徒たちは、直前に迫った共通テストに向け、調整に入っていた。桜木から伝授されたのは、「共通テストの心構え5ヶ条」!
【共通テストの心構え5ヶ条】
1. 終わった教科のことは考えるな
2. 難しい問題にとらわれるな
3. 1日目の試験後は一人で帰れ
4. 答えを問題用紙に書いておけ
5. 自分さえ受かればいいと思って挑め
「やれ!」と言われてもなかなか難しいことも含まれているが、核心をついている。これまで一緒に勉強を頑張ってきた仲間がいたとしても、試験を受けるのは自分だ。馴れ合うことが不安を生み、また不要な安心感を生んでしまうこともあるのだろう。
桜木の言うことを守り、集中力を保とうと頑張ったり、試験の帰りに仲間を見つけてもわざと一人で帰ったりする生徒たちを見て、思わず涙腺が緩んだ……。将来のために力を発揮しようと努力する若い人たちの姿には、励まされる。
試験をクリアするには、知識ももちろん大事だろうけれど、それと同じくらいにメンタル面も重要になってくるだろう。
いわゆる「本番に弱い」タイプなのは、瀬戸と藤井。周りを見て焦ったり、回答できなかった箇所を悔やんだりして集中力が削がれがちなのが瀬戸だ。そして藤井は、家族からのプレッシャーに押しつぶされ自爆してしまう傾向にある。知識は申し分ないのに、なぜか本番で力を発揮できない。そのことに、藤井自身も悩んでいる。
「お前は、なんのために東大に合格したいんだ?」と桜木に質問される藤井。自分が行きたいから東大を受けるのではなく、親に認められたいがために東大を受けようとしているのではないか、と指摘される。
「自分の人生は、自分でつくれ」
自分の欲求ではなく、他人のために自分の人生を決めようとしているから、モチベーションがわかないのかもしれない、と見ながら思った。藤井は学力がないわけではない。本番のプレッシャーに対応する場数が、極端に少ないだけだろう。
桜木に背中を押してもらい、藤井は文転することを決めた。自分の強みを生かしながら、弱いところは仲間たちに頼ろうと助けを求めることができた彼の姿に、成長を感じた。
次回、ついに最終回。果たして、東大専科の生徒たちは全員合格できるのか?
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