「ドラゴン桜」第10話ネタバレ感想:お祭り感満載の最終回、無事に終結!ドラゴン桜、ありがとう!


第8話のあらすじ&感想

第8話のあらすじ



東大合格者が5人出たら学園は売却される…。

桜木(阿部寛)宛に送られてきたファイルから、先代理事長・恭二郎(木場勝己)による久美子(江口のりこ)の理事長退任と学園売却計画が発覚。その背後に不穏な動きもあり…。

最大の危機に見舞われる一方で、桜木は生徒7人にオーダーメイドの勉強法を伝授する。それぞれの学力を考慮した受験科類と選択科目の提案、それに合わせた攻略法だ。また、水野(長澤まさみ)からは夏休みを前に変わった対策法が伝授される。

そんな中、楓(平手友梨奈)は一人悩んでいた。桜木はその様子に気づくが…そして、アクシデントが楓を襲う。

さらに、桜木の前に意外な人物が現れる…

第8話の感想

冒頭から、効果的な勉強法が2つ紹介された。

1. 学んだことは徹底的に使い倒して身につける
2. 長期休暇中の勉強は「拡散型」か「保全型」か

勉強したことは、自分の頭の中だけに置いておくと定着が遅くなってしまう。人に教えたり、SNSに進捗を公開したり、別の問題に応用できるか考えてみたり……とにかく得た知識を色々な方法で使うことでより身についていくのだ。作中では、ビデオカメラを用意して教える様子を記録する方法を採用していた。

もうひとつが、長期休暇中の勉強方法について。時間がたっぷりあると思うと、どれだけ計画を立てていても中弛みしてしまうものだ。作中で紹介されているように、自分の”性格”を正しく把握して勉強に臨むと、時間を無駄にせずに済む。

あなたは、読書をするとき「何冊も同時並行で読む派」だろうか? それとも「1冊を読み切ってから次に進む派」だろうか?

前者の方は「拡散型」。キーワード:ワクワクすること。勉強する場所は毎日の気分によって決めてよし、時にはゲーム感覚でハイレベルな問題に挑戦することなど、好奇心旺盛な性格に合った勉強法が紹介されている。

後者の方は「保全型」。キーワード:自信と安心の積み重ね。勉強する場所は毎日固定、日々のノルマも細かく決めた方がいいなど、着々と積み重ねるタイプの勉強法が合っているという。

性格としては拡散型なのに、毎日しっかりノルマを決めないと勉強が続かないだろうと早合点して、保全型の勉強法を無理やり選択してしまう場合も多いのでは? これから受験を控える方にとっては参考になるだろう。

物語の主軸は、岩崎とその両親に移っていく。

東大受験へのサポートを受けられるよう、各々の家族へ受験の意思を伝えておくように、と言われていた専科の生徒たち。そんな中で、岩崎だけが両親へその旨を伝えられずにいた。

バドミントン選手としてオリンピックを目指していた岩崎だが、ケガのせいで主線から外れることになった。両親の夢であるオリンピックもまともに目指せなくなった自分が、この上「東大を受けたい」などと言ってさらに失望されるのは嫌だ、と悩む。それでも、東大に行きたい気持ちは変わらない。

岩崎の思いを汲んだ桜木は、このように諭す。

「お前は優しい人間だ。でも本当に優しい人間じゃない」
「親がお前を苦しめていることを、親に教えてやらない。それは優しさか?」
「親には親の人生がある。お前にはお前の人生がある」
「お前が背負う必要があるのは、お前の人生だけだろう」

鼓舞された岩崎は、勇気を出して両親に受験の意思を伝える。子供には子供の人生があるからといって、進みたい道に進もうと思ったら少なからず親の援助が必要だ。金銭的な問題など、現実は厳しい面もあるかもしれない。

それでも、岩崎はしっかり「東大に行きたい、だから応援してほしい」と伝えられた。父親からは頬を張られ、思いを全て伝えても無言で立ち去られてしまうが、一度決心できた彼女ならこの先折れることはないだろう。「親子の縁を切るつもりで」話した、彼女なら。

現役高校生も元高校生も、それぞれの思い出が彷彿となるシーンだったのではないだろうか。いつだって、親は子供の味方になれるし、時には立ちはだかる壁にもなる。それをどう攻略し、関係性を作っていくのか。次回も楽しみだ。

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(c)TBS

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