マーベル作品(MCU)フェーズ1 一覧&全6作品の魅力を徹底解説!


『アイアンマン2』の魅力


© 2021 Marvel

アイアンマン2』はMCU通算3作目として、『アイアンマン』の続編となった作品。前作以上にスケールアップしたバトルシーンと、人気キャラクターの登場にテンションが上がる一作です。

ストーリー


ヒーローになった男、トニー・スターク。次なる試練。自らアイアンマンであることを告白した大企業スターク・インダストリーのCEO、トニー・スターク。そんな彼に新たな危機が迫っていた。まず、米国政府がパワードスーツの没収を命令。そして、彼に恨みを抱く謎の男“ウィップラッシュ”が一撃で車を真っ二つにする電流ムチを携えて現れ、ライバルの武器商人ハマーも独自のパワードスーツを開発する。そんな中、胸に埋め込んだエネルギー源“リアクター”の影響でトニーの体は蝕まれていき…。



最悪の敵・ウィップラッシュ登場


本作の魅力は何といっても、悪役・ウィップラッシュの存在感でしょう。

トニーの父・ハワードに強い恨みを持ち、主人公へと襲いかかる男・イワン・ヴァンコ。
彼が兵器を装着した姿・ウィップラッシュは、アイアンマンを苦戦させる凶悪な存在となりました。

ジョン・ファブロー監督と主演・ロバート・ダウニー・Jrさんの熱烈なオファーを受けて、彼を演じることになったのがミッキー・ロークさん。

『シン・シティ』や『レスラー』での名演を継承するように野性的で危険な男を演じきり、原作とは全く異なるキャラクター像を生み出しました。

スケールアップしたアクションとさまざまな新要素


本作の見どころは、前作の人気を受けてスケールアップしたアクションさまざまな新要素でしょう。

モナコのレースシーンから雪崩れ込むバトルシーンに女スパイ・ブラック・ウィドウの華麗なアクション、そして、複数のアーマーによる最終決戦。

2人の悪役や主人公の新スーツ、戦友・ローディが変身するヒーロー・ウォーマシンの初登場など、様々な部分で前作を超えようとする試みがみられる作品です。

感情を揺さぶる親子のドラマ


本作の物語で重要なテーマとなるのは、父と子のドラマです。

亡き父の意思を受け継いで、トニーに復讐を決意する男・イワン・ヴァンコと、亡き父にわだかまりを抱く主人公・トニー。

対称的な2人の設定が印象的で、分かりやすいアクション映画でありながらも、その根底には普遍的な親子のドラマが息づいているのです。

実体験と重なるロバート・ダウニー・Jrの熱演


本作では次第に弱っていく主人公の姿も記憶に残ります。

前作の事故が原因で体にアークリアクター(生命維持装置)を埋め込むことになったトニー。
その動力源となる物質により、体内を毒され、自暴自棄になっていく姿には衝撃を受ける観客も多いのではないでしょうか。

ちなみに、主人公を演じたロバート・ダウニー・Jrさんは過去に薬物依存から克服したという経歴の持ち主。

そんな背景を知っていると、落ちぶれていく主人公の姿とその再生に彼の実体験が重なって見えてきます。

進み始めるアベンジャーズ計画


本作から、本格的に動き始めるアベンジャーズ計画にも注目です。

前作ではカメオ出演にとどまっていた重要人物・ニック・フューリーが物語に関わり、主人公をサポートする本作は、まさしくアベンジャーズ結成前夜ともいえる内容。

のちに、そのメンバーとなるブラック・ウィドウの登場など、様々な場面で『アベンジャーズ』へと繋がる部分も散見されます。

ちなみに、本作の時系列は前作『インクレディブル・ハルク』と重なっているという設定。
そのため、本編終盤に登場するモニター映像を見ると『インクレディブル・ハルク』の内容を思わせるニュース映像が確認できます。


MCUでは初の続編となったシリーズ通算3作目の『アイアンマン2』。

前作以上にアクション性が増した作風には観客の好みが分かれそうですが、『アベンジャーズ』に繋がる様々な布石が描かれたという意味では重要な一作。

個性豊かなキャラクターや新たなアイアンマンスーツの魅力など、前作を上回る要素の数々に、ぜひ心を躍らせて欲しい作品です!

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