俳優・映画人コラム

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2021年06月27日

南沙良、誰しもが無視できないその魅力:「ドラゴン桜」も最終回!「てへっ」

南沙良、誰しもが無視できないその魅力:「ドラゴン桜」も最終回!「てへっ」


普通の女の子に挑戦した
新境地「ドラゴン桜」


「ドラゴン桜」より ©TBS

さて、「ドラゴン桜」第2シリーズで南沙良は桜木(阿部寛)と水野(長澤まさみ)が主宰する東大専科に参加する生徒のひとり早瀬菜緒を演じています。

何不自由ない環境で育った明るい性格ながらも、どこか中途半端なまま日々を過ごしてきている自分を何とか変えたいと焦りつつ、なかなか思うようにはいかないという、ある意味どこにでもいるイマドキの高校生。


「ドラゴン桜」より ©TBS

これって意外に南沙良が今まで演じてきたことのない「普通」の女の子であり(本人曰く「自分とは真逆の女の子」とのこと)、その意味では新境地といえるでしょう。

エリートでも落ちこぼれでもなく、東大に行きたい明確な理由もないまま、しかし何かを見出したくて授業を受け続ける菜緒は、もしかしたら一番見る側に近く共感しやすいキャラクターなのかもしれません。


「ドラゴン桜」より ©TBS

第7話では「東大模試で合格の見込みがないと判断された者は専科をやめなければならない」という桜木の衝撃発言にプレッシャーを感じておののき追い詰められていく菜緒と天野(加藤清史郎)の焦燥が主軸となって描かれました。

中でもドラマの最後、全ての誤解やわだかまりがとけた彼女が思わず「てへっ」とわざとらしく照れ隠しをするシーンは、日本全国のサラ・ファンをノックアウトしてしまったようです。

(その後のSNSの反響のすさまじさよ!)

第9話では、東大に受かったら「東大生というものを愉しみながら、いろんな人と出会って、自分のしたいことを見つける」という、これまた多くの高校生が大学受験に際して思っているような目標を代弁してくれた菜緒=南沙良、最終回での彼女の合否が気になるところです!

おまけ




先日ふらふらネットサーフしていたら、無料web雑誌【旅色】公式チャンネルの中、南沙良が水木しげるの故郷でもある鳥取県南境港市をガイドする号のスペシャルムービーが出てきました。

その中でねずみ男ら妖怪たち(もちろん着ぐるみ)といきなり遭遇して仰天するシーンの可愛らしさに、いつもの天才的といえる演技とはまた大いに異なる素の魅力を垣間見ることが出来ました(これ、ファン必見です!)。

(文:増當竜也)

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