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<孤独のグルメ>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


第9話ストーリー&レビュー

第9話のストーリー


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仕事で福島県郡山市にやってきた井之頭五郎(松重豊)。郡山駅まで五郎を迎えに来た商談相手の木村(渡辺大知)の車に乗り、デコ屋敷が建ち並ぶ民芸品の工房へ向かう。工房にて、商談を終えた五郎と木村は車で市内に帰るはずが…。たどり着いた先は舞木町にある木村の実家であった。お昼ご飯を食べていかないかと木村に誘われるが、五郎は、このあと仕事で宇都宮に行く用事もあり、お腹も空いていないから、と誘いを断る。
木村の実家を後にした五郎は、駅にたどり着く。お腹が空いていない、と木村の誘いを断ったが、本当は空腹であった五郎は、電車を待っていられず、駅を出て店を探すことに。しかし駅前には店がなく、国道を目指して歩く。すると五郎の目には「ドライブイン」の文字が!入口まで行くと営業しているのがわかり、迷うことなく店に入るが、そこは…。


第9話のレビュー



ひとりで黙食! グルメドラマの金字塔「孤独のグルメ Season9」。今週の井之頭五郎(松重豊)は出張で福島県郡山市へ。毎回思うけど、個人の輸入雑貨商がこんなに忙しいのってすごい。五郎さんは“冴えない中年男”なんかじゃなくて、やり手のビジネスマンだ。

「こんなご時世だから何もできないと諦めるんじゃなく、今できることをやんなきゃなんないと思ってるんです!」

郡山の商談相手、木村(渡辺大知)の熱いセリフ。五郎さんも力強く同意していた。“コロナ禍で苦しむ個人経営の飲食店へのエール”というのが「孤独のグルメ Season9」の大きなテーマである。

昼めしを食べるため、木村の実家へ連れていかれそうになった五郎さんは咄嗟に嘘をついて、その場を離れる。初対面の人たちに囲まれて気を遣いながら食べるより、ひとりで気ままに食べるほうが好き。それが五郎さんのスタイル。さっそく舞木駅周辺で飲食店を探し始める。こんなところに店があるのか? と思ったら、あった! 外見が渋すぎる「舞木ドライブイン」だ。

高速道路にあるパーキングエリアやサービスエリアではなく、街道筋にあるのが「ドライブイン」。昭和の時代に隆盛を極めたが、現在は徐々に消えつつある。お店に入った五郎さんが「俺は今、得体の知れないノスタルジアに包まれている」と思うのはそのせい。「舞木ドライブイン」が面する国道288号は、郡山市と浜通り地方を結ぶ最短ルート。この店は昭和の時代から、多くの長距離トラックドライバーたちのお腹を満たしてきたのだろう。

五郎さんがオーダーしたのは「焼肉定食」。豚肉を甘辛いタレにからめて焼いたものだ。「濃い目のタレに舌が踊り、めしが走る」とは五郎さん。野球で「球が走っている」という表現があり、「めしが走る」という表現も直感的に理解できる。さらに「和風オイル焼肉定食」の単品(おかずのみ)を追加オーダー。注文するとき、いちいちマスクをする五郎さんが律儀だ。隣の若者が頼んだ大盛りは常軌を逸していた。あんな丼、持っているだけで手が疲れそうだ。

今週の秀逸なモノローグは、「このパンチ力、汗をかいたカラダが歓喜している」「濃厚タレ味にガツンとやられ、和風味に優しくされて、豚のツンデレ食いだ」「食って働く、それが人間の基本だ」などなど。ドライブインは今でも働く人々のお腹を満たし続けているのだろう。

※この記事は「孤独のグルメ」の各話を1つにまとめたものです。

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