<ムチャブリ!わたしが社長になるなんて>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第7話ストーリー&レビュー
第7話のストーリー
>>>「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」の画像をすべて見る浅海(松田翔太)と凛々子(優香)が寄り添っているところを目撃してしまった雛子(高畑充希)は、大ショック。
大牙(志尊淳)は傷ついた雛子を抱きしめ「あなたを嫌いなわけじゃない」と不器用に思いを伝えるが、雛子は慰められただけだと大牙の行動をスルーし、誤解を解こうとする浅海の弁明も聞こうとしない。
短期の雇用期間を満了した知美(夏帆)は、雛子の会社の正社員になることが決定。家庭でも職場でも完璧主義者の知美を雛子は心配するが、知美はやる気満々だ。
一方、「プチボナール」のテイクアウト専門店で出している弁当を、総合スーパーで全国展開するという仕事を大牙が請け負ってきた。事業拡大のチャンスと意気込む大牙は、宮内(荒川良々)たちから「好きな人にも積極的にアプローチするべきだ」とけしかけられる。
休日に突然押しかけてきて、ゲームをしたり食事を作ったりする大牙に、困惑する雛子。
凛々子から雛子への思いを指摘され、「恋は自分の人生に必要ない」と雛子と距離を置くことを決意する浅海。そんな中、雛子の会社はスーパーに弁当を出すための調整でますます忙しくなり、家庭と仕事の両立で追い詰められた知美は、夫と口論になってしまう…!
第7話のレビュー
雛子(高畑充希)の会社で共に働くことになった知美(夏帆)。家庭があり、小学生の子どももいる知美にとっては、フルタイムでずっと働き続けるなら、この先大変なことがあるかもしれない。雇用契約が満了し、あらためて正社員契約の提案がなされたタイミングで、雛子と同じく視聴者もそう感じたことだろう。
本来であれば、たとえ家事や育児の必要もあるからといって、それが仕事を諦める直接的な理由にはならないはず。
パートナーや親族、福祉サービスの助けを借りることも選択肢の一つだ。母親といえど、働くことを希望するなら相応の制度を利用する権利がある。
しかし、知美は完璧主義。家事や育児の分担を申し出た夫に対して「皿洗いのやり方が雑」「洗濯物をしまう場所が違う」など独自ルールを持ち出し、それが火種となって喧嘩をしてしまう。
仕事も完璧にこなしたい知美にとって、職場と家庭の板挟みはつらくのしかかってくることだろう。
雛子も、友人の働きぶりを絶賛しつつも、無理をしすぎていないか心配でたまらない様子を見せた。仕事が手に余るなら他の社員にふる、終業時間までに終わらない仕事は分担を考え直すなど、社長として在るべき対応をしたように思う。
しかし、知美はすべてを一人で背負おうとしてしまい、決壊してしまう……。
仕事と家庭の両立。知美の性格上、彼女のキャリアにとって、究極の選択と言えるだろう。
今回、雛子や知美のやりとりを見て感じた。完璧主義は、自分だけではなく他人の首をも締める。責任感が強いのは立派なことだけれど、時には弱さをさらけだし、できないことは「できない!助けて!」と声を上げ、周りに頼って甘えることが大切なのだ。
それも、バランスが難しいのだけれど……。
バランスの難しさといえば、雛子の恋愛模様もいよいよグラグラになってきた。
浅海社長(松田翔太)にほのかな思いを寄せていた雛子。しかし、かつてのパートナーと身を寄せ合う彼の姿を目撃してしまい、潔く諦めようとする。
浅海社長としては「彼女とはそういう関係ではない」と言っており、その言葉に嘘はないのだと思うが……。自分には恋愛は必要ない、と口にしていることから、相当なトラウマを抱え込んでいるようにも思える。
果たして、そのトラウマの重さ、雛子にも背負えるものだろうか……。
そんな矢先、ついに雛子への愛に目覚めた大牙 (志尊淳)の猛プッシュが始まる!
あの生意気な大牙はどこ行った???と不思議に思ってしまうほど、ことあるごとに雛子を食事に誘ったり、休日に彼女の自宅へ押しかけたり、料理を振る舞ったり……。こうと決めれば止まらない暴走機関車のような性質なのだろうか。
挙げ句の果てに、サンドウィッチのクリームが口元についてしまった雛子を見て、ここぞとばかりに長いキスを繰り出す!
筆者は「雛子と大牙がくっつくと良いな〜〜〜」と二人のことを応援しているので、ウェルカムな展開ではあるのだが……。大牙のぐいぐいっぷりにキュン5割&戸惑い5割。雛子も引いてないといいけれど。
※この記事は「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」の各話を1つにまとめたものです。
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