<ムチャブリ!わたしが社長になるなんて>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
>>>「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」の画像をすべて見る大牙(志尊淳)から突然キスされた雛子(高畑充希)。
大牙の真意がわからず仕事も上の空だが、そこに浅海(松田翔太)がやって来た。浅海に言われるままに、「プチボナール」の弁当の総合スーパーでの展開を仲介している会社に連絡した宮内(荒川良々)は、担当者が退社したと言われて絶句。このままでは、「プチボナール」のソースのレシピが盗まれ、本店もテイクアウトの店も大打撃を受ける…!背後で「野上フーズ」が動いていると確信した社員たちは、社内にスパイがいるのではないかと疑心暗鬼に。
そして様子のおかしい大牙がいて…。
雛子は大牙を飲みに誘うが、ついキスのことを思い出してしまい…。そんな中、葛原(坪倉由幸)と野上(笠松将)は浅海を社長から引きずり下ろすために画策。浅海はそれに気付いているようで…?
そして、姿を消してしまった大牙を心配した雛子は、彼の自宅へ向かうが…!?
第8話のレビュー
プチ・ボナールのテイクアウト専門店を開拓するため、新作ソースの開発を進めていた雛子(高畑充希)たち。大牙(志尊淳)が話を持ってきた月浜商事・五十嵐を通して、ヴェールマーケットとの大型契約が控えていた。順調に進んでいたはずが……またもやトラブル発生。五十嵐が退職し音信不通になったことに加え、本社の専務・葛原(坪倉由幸)と野上(笠松将)が繋がっていたことが発覚!
大牙は、いつか本社勤務に戻ることを希望しながら、良かれと思って葛原に情報を流していたのだ。意図せず、葛原側に有利に動かされていたことになる。葛原を通して情報を得ていた野上は、リレーションフーズよりも一歩先にヴェールマーケットとの契約を進めてしまった。
上手くいきそうになるたびに、野上フーズに行手を塞がれる展開。これまでも同じような形で妨害されてきた。
なぜ、野上はこうも執拗に邪魔を重ねてくるのだろうか? それには、彼の過去が関係していた。
以前は別の会社で、信頼する仲間たちと心血を注げる仕事をしていた野上。しかし、彼らが開発した技術が、なんらかの経緯で浅海社長(松田翔太)に知れてしまう。浅海社長は、そのまま自社で特許を取得してしまったのだ。
そのせいで、野上は自分の会社と仲間を同時に失った。当時のことを恨み、浅海社長に復讐するために数々の妨害を企てているのだ。葛原と利害が一致した野上。二人で共謀しながら動いている理由が、これで明るみになった。
雛子たちが頑張れば頑張るほど、野上フーズに邪魔される。
これから一体どうすればいいのやら……途方に暮れる雛子たちに加え、自分自身が図らずもスパイにされていたことを知り、落ち込む大牙。すっかり”牙”が抜け落ちてしまった。有給を消化しながら回復に努めるが、本人は「自分は会社に必要のない人間」「もう辞める」とすっかり後ろ向きだ。
野上フーズの動向も気になるところだが、契約前だったソースのレシピを取り戻すことはできない。ならば、さらに美味しいソースを開発するだけだ! と粉骨砕身するシェフたち。新たな卸先を探しつつ、雛子は大牙の自宅に通い続ける。
あの手この手で「大牙くんは会社に必要な人間なんだよ」と励ます雛子。しかし、大牙の落ち込みようは半端なものではない。ついに堪忍袋の緒が切れた(?)雛子が、大牙にまくしたてるシーンが爽快だった。
「あんたなんて、ただのタコ! タコタコタコ!」
「私が失敗したら大牙くんがフォローして、大牙くんが失敗したら私がフォローする。それでいいじゃん!」
雛子の決死の思いが届いたのか、会社を好きな気持ちが再熱したのか。新しく仕上がった試作のテイクアウト弁当を食べながら、「うまい」と泣く大牙もよかった。
落ちきった牙が生え変わり、新たに生まれ変わるのも時間の問題。「仕事の失敗は、仕事で挽回します」と会社に復帰した大牙を、仲間全員が快く出迎えた。やっぱり、口が悪く協調性のない大牙じゃないで、座りが悪い。
紆余曲折ありつつも、あらためて新作ソースが開発され、提携先も決まりそうだ。今度こそ、万事上手く進むかと思いきや……まさかの浅海社長が退任、そして行方不明に!?
最終回が見えてきたこのタイミングで、いったい次は何が起こってしまうのか。
※この記事は「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」の各話を1つにまとめたものです。
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