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2022年02月14日

<ドクターホワイト>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ドクターホワイト>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


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浜辺美波が主演するドラマ「ドクターホワイト」が2022年1月17日放映スタートした。

樹林伸の小説を原作とする本作は、浜辺演じる豊富な医療知識を持つ正体不明の女性・雪村白夜が、現役医師の誤診を正していく医療ミステリー。共演は柄本佑、瀧本美織、岡崎紗絵、片桐仁、高橋努、高橋光臣、勝地涼、宮田俊哉(Kis-My-Ft2)ら。

cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・第10話ストーリー&レビュー

・「ドクターホワイト」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー


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医療ジャーナリストの狩岡将貴(柄本佑)は、ある朝、日課のランニング中に、公園で倒れている女性(浜辺美波)を見つける。透き通るような肌と整った顔立ちを持つその女性は、素肌にたった一枚、白衣だけを身に着けていた。
 
幼なじみの内科医・高森麻里亜(瀧本美織)に助けを求め病院へ運び込むと、目を覚ました女性は自らを「白夜」と名乗り、検査結果を見ずに将貴の不調の理由を言い当てたり、急患に対する外科の診断を「誤診です」と指摘する。その口ぶりはまるで医療関係者のようだったが、驚異的な医学知識とは裏腹に、白夜はそれ以外の記憶をすべて失っていた。そんな謎めいた白夜の存在は、麻里亜の父で院長の高森巌(石坂浩二)の失脚をもくろむ外科部長・真壁仁(小手伸也)の目にもとまる。

将貴は、友人で刑事の奥村淳平(宮田俊哉)に白夜の素性を調べてくれるよう頼み、行く当てのない白夜をひとまず自宅へと連れて帰る。事故で両親を亡くし、将貴と2人暮らしをしている妹の晴汝(岡崎紗絵)は、記憶を失い、一般常識すら持ち合わせていない白夜を歓迎し、何かと世話を焼く。

翌日、買い物に出かけた先で、白夜は見るものすべてに興味を示すが、突然、体調が急変する人を目の当たりにする。搬送された高森総合病院で、白夜は医師たち相手に驚きの行動に出る!


第1話のレビュー



ジョギング中の猪岡将貴の前にフラリと現れたのは、白衣を着た女性。しかし、彼女は裸足で……という、印象的なシーンから始まった第1話。

目の前で裸足+白衣の女性が倒れたら、警察か病院に電話しそうなものだが、将貴はジャーナリストで、幼馴染の高森麻里亜は高森総合病院の内科医。そのまま高森総合病院に運び込まれることになる。
女性は全ての記憶を失い、社会性も感情もない。白夜と名乗るが苗字は分からない。何も分からない、知らない。ただ天才的な診断能力だけは持っており、医師たちに向かって「それ、誤診です」と突き付ける。

行く場所がない白夜は将貴の家で世話になることに。一緒に暮らしている将貴の妹・晴汝の明るくポジティブな性格のおかげもあって、白夜は戸惑いながらも楽しげな様子を見せる。が、外出先で晴汝が倒れてしまう。彼女は頭に脳動脈瘤を抱えていたのだ。
搬送先の高森総合病院では、主治医の仙道を始め、緊急の手術を提言。しかしそこでストップをかけたのが白夜だった。

記憶喪失なのに、診断能力だけはある。当然、周りも最初は好奇心はかきたてられるが、実際の現場に飛び込んでこられたら、医師にとっては厄介な存在でしかない。
そもそも自分の診断を誤診などと言われたら、信用に関わる。

更に感情もないので、相手の顔色を気にせず言いたいことをズバリと言ってしまう。真っ白で、ピュアな人間は怖いモノなしだ。晴汝の病状を分析したときも、白夜は将貴を怒らせる。
両親を交通事故で亡くして2人で暮らしてきた猪岡兄妹。兄である将貴は妹を守ると決めて生きてきたのに、バッサリと「助からない」と言われたらそりゃあ怒るだろう。

でも、感情的になり切れないのが将貴という人間なのかもしれない。現状で助からないのも、自分が何もできないのもわかっている。が、普通なら、現実を見ないフリして白夜に怒りをぶつけるだろう。それを将貴は寸でのところでグッと堪える。それだけで、冷静さと、器の大きさを持っている人間なんだということがわかる。
途中、将貴がパニック状態になった晴汝を抱きしめるシーンがある。鎮静剤でも抑えきれなかったのに、その抱擁で晴汝がスーッと落ち着いていく。それを見た白夜が言った「(晴汝にとって)あなたは即効性のある鎮静剤です」という。この一言に、将貴のキャラクターが凝縮されているのがわかる(は~~~それにしても包容力のある役を演じる柄本佑さん最高!!)。

将貴を筆頭に、それぞれのキャラクター性がとても分かりやすく表現されているのが良い。将貴の同級生で捜査二課の刑事・奥村の優秀だけれどいい人で不器用そうなところとか、精神科医の西島や、研修医・佐久間の立ち位置とか……。余計なストレスがなく、1話から話に入り込めた。

……が、謎もいくつか明示されている。
白夜の正体はもちろんのこと、失踪中の真里亜の兄・高森勇気の目的は?
院長の座を狙う外科部長・真壁の行動も気になるところ。

第2話では、白夜を見た高森総合病院の院長・高森巌によって、診断に特化した協議チームCDTの立ち上げられる。さまざまな誤診が斬っていく中で、白夜の謎はどのように明かされるのだろうか。


※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。

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