<赤いナースコール>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第10話ストーリー&レビュー
第10話のストーリー
>>>「赤いナースコール」の画像をすべて見る真空パックに閉じ込められた遠山健二(岩本淳)の遺体が見つかる。防犯カメラのデータが入った鞄は持ち去られたようだ。しかも、着信履歴から遠山が最後に電話で話した人物が山根ミク(ベッキー)だとわかり。
一方、刑事の工藤文世(池田鉄洋)は春野翔太朗(佐藤勝利)らの部屋に移ることに。工藤が加わり病室が盛り上がる中、三森アリサ(福本莉子)は、翔太朗が榎木田誠(鹿賀丈史)と密談していたという話を聞き、戸惑いを隠せずにいた。
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第10話のレビュー
第10話を見終わった。ドラマのこととはいえ、人が電動ノコギリで簡単に真っ二つになるとは驚いた。
しかも、横ではなく縦に……。
今回は先にラストシーンからお話しするが、313号室の後藤田(森田甘路)が何者かによって“縦”に真っ二つにされて殺された。
しかもアリサ(福本莉子)の目の前で。
失神レベルかと思うのだが、「キャー」と言いながらもしっかりガン見しているアリサ。
縦に切られた後藤田の遺体が血だらけになって横たわる。
このような映像ほとんどの人間が観たことないのではないだろうか。
もはやトラウマレベル。
これから森田甘路をドラマで観るたびに、縦に切断された映像を思い出してしまうではないか。
©「赤いナースコール」製作委員会
では、冒頭から第10話を振り返ってみよう。
榎木田記念病院の広報、遠山(岩本淳)が殺された。
犯人らしき人物が遠山の鞄の中身を一つずつ真空パックにしている。
これまで殺された人たちの体の一部を真空パックにしたものと同じように並べ、チャイコフスキーをかけ、戦利品をながめる犯人はまさにサイコパスだ。
遠山の携帯の着信履歴から山根(ベッキー)が刑事に事情聴取された。
遠山からストーカー行為を受けていたという山根。
嘘をついている。
死人に口なしか……。
山根、それは罪が深いぞ。
そして第10話では山根が明らかに石原(板尾創路)に好意を持っているような描写があった。
突然、誰もいない倉庫で石原に首を絞められる山根。
途中で手を離したために死には至らなかったが、咳き込む山根はなんと「先生に殺されたかった」と愛おしそうな目で石原を見る。
どういうことだ?
場面が変わり、
「好きになった殺人鬼に殺されたい。そこに究極の愛があると思うんだけど」と後輩看護師の西垣(浅田美代子)に語る山根。
・先生に殺されたかった
・好きになった殺人鬼に殺されたい
の発言から山根の中では石原がチャイコフスキー犯として決定しているのかもしれない。
どこからどう見ても怪しい言動を繰り返す石原がサイコパスとすると、あまりにもストレートすぎるのだが……。
前回、後藤田から翔太朗(佐藤勝利)が榎木田病院長(鹿賀丈史)とコソコソ話していて怪しい、と耳打ちされていたアリサ。
そこから翔太朗のことを疑っていたが、思い切って翔太朗本人に疑問をぶつけると
「バカだな、もし俺が犯人の一味だったらアリサも仲間にいれているよ」という翔太朗。
「絶対誘ってね。いつだって一緒だよ、翔ちゃん♡」とむしろ絆が深まった様子の2人。
その姿を向こうの壁からじっと見つめる後藤田。
しかも「チッ」と舌打ちをした!
後藤田は単純にアリサに好意を持っており、2人の仲を裂こうとしているのか。
©「赤いナースコール」製作委員会
第10話では西垣の過去も明らかに。
45年前、患者の家族から懇願され、ある患者を見殺しにした過去を持つことがわかった。
鳴り響くナースコールを無視する若かりし西垣の姿が回想シーンで流れる。
「君は何も悪くない。あれは正義だ」と榎木田になだめられるも表情は曇ったままだ。
そして翔太朗と313号室に患者として入ってきた工藤(池田鉄洋)は
・今回の連続殺人事件は2人いる
・病院の連続殺人事件には昔、実際におきたコンビニ殺人事件が関係している
と、推理していた。
問題のラストシーン。
アリサの病室を再度訪れた後藤田。
翔太朗への嫉妬だろうか?アリサに
「春野君のせいで君はここに閉じ込められているんだ!」
と叫んだところで電動ノコギリの作動音が……。
あまりにも衝撃映像に絶句!
今回こそ番組の冒頭に注意喚起が必要だったのではないだろうか。
残すところあと2話。
まだ2話もあるのかという気持ちと、あと2話で終わってしまうのかという残念な気持ちが競り合っている。
※この記事は「赤いナースコール」の各話を1つにまとめたものです。
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