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2022年07月28日

<赤いナースコール>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<赤いナースコール>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第8話ストーリー&レビュー

第8話のストーリー

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野田千鶴子(上地春奈)が3階から落下し、鉄柵に刺さった状態で発見される。イヤホンからはチャイコフスキーの曲が。歯は無残にもペンチで抜かれ持ち去られていた。明らかにチャイコフスキー犯による犯行だ。
“呪われた病院”から三森アリサ(福本莉子)を守りたい春野翔太朗(佐藤勝利)は、互いに情報を共有し、一緒に犯人を追い詰めたいと工藤文世(池田鉄洋)に直訴。難色を示す工藤だが翔太朗の熱に押されしぶしぶ承諾する。

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第8話のレビュー

看護師の野田(上地春奈)が病院の窓から落ち、落下した地点にあった杭に串刺となって死亡した。
一件、事故のようにも見えるが野田の歯はすべてペンチで抜かれ、耳にはイヤホンが。
もちろんかかっていた曲はチャイコフスキー……。

加藤刑事(堀口紗奈)が、生きたまま棺桶に入れられ、焼かれて骨だけになったことも衝撃だったが、串刺しで歯が抜かれた野田の姿も放送ギリギリではないだろうか。
このドラマの企画・原作の秋元康は、どこまでも攻めの姿勢を緩めない。
ある意味、感服する。

しかし、ここにきて物語が進展するどころか若干、ごちゃごちゃしてきて意味がわからなくなっている。
野田のことを慕っていた末期がん患者の宇田川(長野克弘)が、刑事の工藤(池田鉄洋)を刺して終わった8話。
野田から生前、頼まれたから工藤を刺したようだが、なぜそんなことを野田は宇田川に頼んだのだろうか。
とにかく工藤刑事には死なないでほしい。

相変わらず気味の悪い榎木田医院長(鹿賀丈史)だが、怪しすぎてこの人は犯人ではないと思う。
でも、医院長が愛おしそうに見ていた写真の中の女性と男性は誰だろうか。
医院長の子どもたち?

©「赤いナースコール」製作委員会

8話で大きく進展したことといえば、313号室の患者である津田(山本浩司)が病院の広報の男と繋がっており、何かを探っている様子だったこと。
津田はいったい何者なのか。
この男、次に殺されるか、もしくは犯人候補か?

その津田と広報の男の密会を見つけた自称21歳の西垣(浅田美代子)も、怪しいというか、不気味。

このドラマの不思議なことは、登場人物全員が怪しいのに「動機」がまったくわからないことだ。

そこで筆者の単純な考察をお話すると、もしかしてもしかすると、主人公の翔太朗(佐藤勝利)が犯人なのではないだろうか。
脚本家という職業柄、最高に面白いドラマを書きたいがために事件を起こし、人間の心理描写を探っているサイコパスとか?
そう考えると、野田を突き落としたときにカメラに写っていなかったのは車椅子だったからという点に納得がいく。
いや、しかし他の事件を振り返ると翔太朗一人の犯行は無理な気もする。
となると、共犯者がいるのか?

結局、ここにきてもはっきりとした犯人の目星は立たない。
なんとも恐ろしいドラマだ。

ここまで何人も殺され、登場人物がわずかになってきた。
さて犯人は誰なのか? その目的は?
とにかく最終回が早く観たくてたまらない。


※この記事は「赤いナースコール」の各話を1つにまとめたものです。

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