<親愛なる僕へ殺意をこめて>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第2話ストーリー&レビュー
第2話のストーリー
>>>「親愛なる僕へ殺意をこめて」第2話の予告をYouTubeで見る浦島エイジ(山田涼介)は、半グレ集団『スカル』のリーダー“サイ”こと佐井社(尾上松也)に呼び出され、彼らが根城にしているクラブを訪れる。そこには、傷を負ったナミ(川栄李奈)と、拷問を受けたと思われる男性の姿があった。
スカルの金を盗んだ犯人を追っていたサイたちは、その過程で、その男性とナミがこっそり付き合っていることを知ったのだという。「大事な商品に手を出した」と怒るサイは、エイジにその男を拷問するよう指示。サイたちの信用を失わずにもう一人の自分である“B一”の情報を聞き出さなければならなかったエイジは、覚悟を決め…。
解放されたエイジは、ナミと再会する。エイジは、改めて自分が二重人格であること、殺された畑葉子(浅川梨奈)と付き合っていたのはもう一人の自分であることを伝えた。ナミは、エイジの言葉を信じなかったが、葉子を殺した犯人に心当たりがあると言い出す。
葉子が失踪した10月19日、ナミは葉子と会う約束をしていた。葉子は「例の客と会うから帰るのは11時過ぎにくらいになる」と言っていたが、結局そのまま失踪していた。ナミは、「サイが厳重に管理しているデートクラブ『アリス』の顧客情報を盗み出せばその客にたどり着けるかもしれないとエイジに告げる。
同じころ、明京大学内では、エイジが連続殺人犯・LLの息子だといううわさが広まっていた。その声は、エイジの恋人・雪村京花(門脇麦)の耳にも届き…。
第2話のレビュー
衝撃の第1話から早くも1週間が過ぎた。前回は、浦島エイジ(山田涼介)が「スカル」のリーダー“サイ”(尾上松也)に試されているところで終わった。
サイらによってボコボコにされたナミ(川栄李奈)の彼氏の男に“トドメ”をさすよう指示されたエイジは、震えながらもバーナーで男の耳を焼いたのだった。
しかし、それは“トドメ”ではなく、出血を止めるための止血作業だった。
エイジの機転のお陰で一命を取り留めた男は、ナミに別れを告げ故郷へ帰っていった。
エイジに感謝するナミ。
まだエイジが二重人格だとは信じてはいないが、エイジに少し協力的な姿勢を見せるようになった。
尾上松也が演じるサイは一言でいえば、ヤバイやつ。
目の前から歩いてきたら、誰もがさっと踵を返すだろう。
このサイを演じるにあたって尾上は、体のサイズをわざと大きくしたのだろうか?
「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)で演じた池本巡査、「やんごとなき一族」(フジテレビ系)で演じた深山明人は、どちらも頼りない雰囲気だっただけに、今回のサイの凄みは半端ない。
歳を重ね、体も大きくなったことで尾上の存在感は、ますます光輝いている。
そのためかおどおど、恐々としている山田の演技がさらに引き立つ。
第2話でエイジとナミは、殺された畑葉子(浅川梨奈)が亡くなる日に会っていた、帝東大学教授の白菱正人(佐野史郎)にたどり着いた
そこからエイジのもう1つの人格“B一”に近づけた。
一方でサイはエイジの元恋人、雪村京花(門脇麦)に接近。
次回は早くも「サイ編完結」だ。
ここまで目を背けたくなるシーンが多いものの、テンポ良くストーリーが展開しており、次週が気になる。
初回の平均視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)は世帯4.5%、個人2.7%と驚くほど低かったが、回を追うごとに上がっていくのでは?
原作を読んでいない筆者は、なぜエイジが二重人格なのか? LL事件の真相は? とまだまだナゾが多い。
次週でサイが見納めになりそうなので、しっかり尾上のサイコパス姿を目に焼きつけておこうと思う。
※この記事は「親愛なる僕へ殺意をこめて」の各話を1つにまとめたものです。
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