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2022年11月04日

<親愛なる僕へ殺意をこめて>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<親愛なる僕へ殺意をこめて>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第3話ストーリー&レビュー

第3話のストーリー

>>>「親愛なる僕へ殺意をこめて」3話の予告をYouTubeで見る

帝東大学を訪れた浦島エイジ(山田涼介)とナミ(川栄李奈)は、教育学部教授の白菱正人(佐野史郎)に会う。白菱は、15年前に娘をエイジの父である「LL」こと八野衣真(早乙女太一)に殺されたという過去を持ち、LLへの憎しみと同時に、娘に売春をさせた組織に対しても強い怒りを抱いていた。
そんな組織をひとつでも潰すことが娘への償いだと考えた白菱は、葉子(浅川梨奈)を通じて出会ったもうひとりのエイジである“B一”と協力し、“サイ”こと佐井社(尾上松也)率いる半グレ集団『スカル』から6000万円もの金を奪っていた。それは、スカルが暴力団との覚せい剤取引のために用意していた金だったのだ。
スカルから金を奪った後、B一と別れて逃げようとした白菱は、駐車場で葉子に暴行を加え、彼女を連れ去るある人物の姿を目撃し、動画に収めていた。エイジたちに警察への通報を促された白菱は、証拠となるその動画を提出するために研究室を出ていく。
ところがそのとき、B一のスマートフォンにある動画が送られてくる。そこに映っていたのは、エイジの恋人・雪村京花(門脇麦)の姿だった。ナミは、激しいショックを受けているエイジに代わって白菱に連絡し、警察に行くのを止めさせる。すると、B一のスマホにサイからの連絡が入る。金を盗んだのはエイジだと確信していたサイは、「1時間以内に金を返しにこなければ雪村京花を殺す」と告げ……。

第3話のレビュー

葉子(浅川梨奈)を殺したのは自分かもしれないという不安の中、もう一人の自分、“B一”のことを調べることにしたエイジ(山田涼介)。
そこへサイ(尾上松也)から電話があり、1時間以内に白菱(佐野史郎)と一緒にスカルから奪ったお金を返しにこなければ、京花(門脇麦)を殺すと言われ焦る。

同ドラマでは、身を隠しながら平凡な大学生生活を送ってきたがとんでもない事件に巻き込まれていくエイジの心理描写を山田が繊細に演じている。
葉子の親友、ナミを演じる川栄李奈の存在感も際立つ。
全体の描写は暴力的で暗いのだが、キャラの設定にブレがなく、心の動きも丁寧に描かれているため、すーっと物語に引きこまれる。

エイジがサイにお金を返しに行ったところ、「お金ではなく、アリスの顧客リストを返せ」と、エイジにとっては寝耳に水のことを言われ、驚く。
B一が顧客リストを持っているのか? 
もう一人の自分がやった仕業なのかもしれないが、エイジにはさっぱりわからない。
ここからサイのエイジに対する暴力が続く、続く。

「もうエイジ君を苦しめるのはやめてーーー!」
「ドラマとわかってはいるけれど、サイの存在がリアルで怖い」

第3話は半分以上、拷問シーンが続くため多くの視聴者の悲鳴にも近い声がSNSで拡散されていた。

結果から先に話してしまうと、サイは桃井刑事(桜井ユキ)に撃たれ逮捕されてしまう。
しかし、拷問中にサイはエイジに気になることを話していた。
エイジが「京花ちゃんのことは助けて!」と懇願するとサイは
「そうやって味方のフリをして畑葉子を殺したのか?」と質問したのだった。
ということは、葉子を殺したのはサイではないことになる。
さらにサイは葉子は自分の目の前で、黒いミニバンに乗って誰かと逃げたと言うではないか。
その人物はB一なのだろうか?

突然サイに拉致され暴力を受けた挙句、彼氏が二重人格だと告白された京花のメンタルも心配だ。
しかし、どうやら京花はそんなやわな女性ではなさそう。

ラストシーンー。
ボロボロの体で「君より大事なものなんて僕にはないよ」と京花に告白するエイジ。
山田演じるエイジのセリフはなんて甘くて自然なんだろうか。

そういえば、前半にもナミに向かって
「ナミさんには心から笑っていて欲しいんです」
「ナミさん、アクセサリー屋さん、いつか本当にやれるといいですね」
と言っていた。
どうしても暴力シーンが大きく取り上げられてしまうが、エイジの甘~いセリフにも今後は注目していきたい。

第4話は新たな事件が発生する。
いったい葉子を殺したのは誰なのだろうか。
B一という人物は本当に存在するのだろうか。
まだまだ謎だらけだ。


※この記事は「親愛なる僕へ殺意をこめて」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)フジテレビ

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