国内ドラマ

REGULAR

2023年03月02日

<どうする家康・三河編>1話~12話までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<どうする家康・三河編>1話~12話までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第4話ストーリー&レビュー

第4話のストーリー

▶︎「どうする家康」画像をすべて見る

平元康(松本潤)は信長(岡田准一)が待つ尾張・清須城へ向かった。幼き頃に織田に捕らえられていた元康は、信長から再会のあいさつ代わりに相撲の相手を命ぜられる。くせ者・木下藤吉郎(ムロツヨシ)や信長の妹・市(北川景子)を紹介される中、信長から盟約を結ぶ代わりに、驚くべき条件を提示される。一方、駿府に残された元康の妻・瀬名(有村架純)は、今川氏真(溝端淳平)から元康と離縁して、側室になれと迫られる。

第4話のレビュー

いよいよ、信長(岡田准一)と対面する元康(松本潤)。

元康の中で信長の存在感が大きすぎて、毎週会っているような気がしていたが、そんなはずはない。前回までは敵同士だったのだ。

石川数正(松重豊)らには、「相手が頭を下げるまで自分も下げるな、名乗るな」と厳しく言われて挑んだ面会。織田家とは主従関係ではない。対等な関係なのだから。
が、信長の射るようなまなざし、圧倒的な王者の風格に元康があらがえるはずがない。元康は先に頭を下げ、名乗ってしまう。


が、実は信長、元康がやってきたことが嬉しいらしい。木下藤吉郎(ムロツヨシ)に呼ばれた元康は信長と相撲を取ることに。信長、毎回のように何かしら武術を披露していないか? 常に「強そう」が更新されていく。
さらに、もうひとり元康と手合わせしたい者がいると言う。
薙刀を手にし、仮面をつけた小柄な人物。
鋭い動きを見せ、元康と互角の戦いを繰り広げるが、仮面がとれるとその下の素顔は女性。信長の妹・お市(北川景子)だった。
お市は、元康との再会に嬉しそうに顔をほころばせる。
 
そんな中でも駿府にいる瀬名(有村架純)のことが気になって仕方がない元康だが、政は進んでいく。
信長と国境を決めたところで、元康は今川との和議を提案する。
元康の首もとに軽い手刀を打ち付けつつ、最後はその頬を平手で打つ。

「情で自らを滅ぼすか」
そして、元康の顎に手をかけ言う「未だ白兎か」
信長の回答は「今川を滅ぼせ」。有無を言わせぬ圧。

一方で、信長はお市との祝儀を提案する。織田家と松平家の結びつきを強くするためだ。
「あれはその辺の男よりも頼りになる」と言い、お市に信頼を寄せていることが分かる。そして、その妹を娶らせようとする元康にも。対等な関係かどうかは別として。

元康が愛してやまない瀬名は、窮地に追いやられていた。
瀬名の家の関口の縁者ひとり残らず打ち首。そう今川氏真(溝端淳平)は言うが、瀬名がある条件を飲めば助けてやらなくもない、と提案する。
それは、瀬名が夜伽を務めること。
正室でも、側室でもなく。かつて、氏真は瀬名を側室にしようとしていたけど、今でも諦めていなかったらしい。

瀬名は家のため受け入れるが、氏真に心を許したわけではない。それに気がついた氏真は激昂。
元康に、今川に戻らなければ関口家は皆殺しという文を出す。
ともに、血で書かれた「たすけて せな」という文と(氏真がむりやり書かせた)、首と銅が二つに分かれたうさぎの木彫り。シンプルに、ひどい。

そんな文が届けられ、元康が放っておけるはずがない。
そして、その文を受け取った場面を目にしていたお市は全てを察し、自分から縁談を断る。

本当は元康と夫婦になることを望んでいたはずだ。祝言で着る着物をうきうきとした様子で選んでいたのだから。
12年前に川でおぼれたところを助けられて以来、お市は元康に想いを寄せていた。
信長もそんなお市の想いを知っての縁談だった。

「どんな気分じゃ。初めて男にそっぽを向かれた気持ちは。しかも恋焦がれた男に」

恋焦がれてたのか、お市……それを知ってたのか、信長……。

「望むのであれば奴を殺してやっても良いぞ」と肩をポン。その信長の手を振り払えるのはおそらくお市ぐらいのものだろう。
そして、「大切になさいませ。兄上が心から信をおける方はあの方おひとりかもしれませんから」と信長に向かって言う。この兄妹、もしかして仲が良い……?

そして、元康は瀬名を取り戻すため、今川討伐に乗り出す。
瀬名のためになら、元康は強くなれる。

それにしても、ついに登場した木下藤吉郎が不気味で怖い。同時に今後に期待が高まる。

※この記事は「どうする家康」の各話を1つにまとめたものです。

→元記事はこちら

→目次へ戻る


「どうする家康」をU-NEXTで見る

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(C)NHK

RANKING

SPONSORD

PICK UP!