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2023年11月16日

<下剋上球児>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<下剋上球児>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第9話ストーリー&レビュー

第9話のストーリー


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いよいよ運命の準決勝の日がやってきた。エース・翔(中沢元紀)を控えに回し、根室(兵頭功海)を先発で起用するという南雲(鈴木亮平)の判断に戸惑いながらも、負けられない戦いへ向けて静かに覚悟を決める部員たち。しかしそんな中、山住(黒木華)が脇腹の痛みを悪化させ、病院へと運ばれてしまう。

そして始まった試合では、賀門(松平健)率いる星葉高校もこれまでとは違う布陣で挑んでくることに。想定外の出来事の連続にミスを連発する越山高校。焦る部員たちを前に南雲が打つ手とは? 越山高校は決勝へ進むことができるのか!?

そんな中、何やら重大な懸念を抱えている様子の丹羽(小泉孝太郎)は、犬塚(小日向文世)たちにある相談を持ちかけていた。

第9話のレビュー

越山がここまで勝ち上がってこられたのは、なぜだろう?

南雲(鈴木亮平)や山住(黒木華)が途中で投げ出さず、球児たち一人ひとりの可能性を信じて指導したからか? 多くの練習試合を重ね、経験を積み、技術を磨いてきたからか? 大勢の関係者が集まって、球場で声援を送ったからか? 一人残らず全員が「勝ちたい」と思ったからか?

きっと、そのすべてだ。


彼らは「勝ちたい」と願った。それと同時に、「負けたくない」「ここで終わりたくない」「先に進みたい」と祈った。

できることは、すべてやったのだ。賀門(松平健)率いる強豪校と戦えるポジションまで這い上がってきた彼らは、十分に強い。集中を切らさず、相手の動きをよく見て、与えられた役割を守り切れば勝てる。日本一の下剋上を果たせる。

ここまで来た彼らを、多くのハプニングが襲おうと、もはやブレることはない。

先発を任された根室(兵頭功海)は、投げるごとに消耗していく。ボールを獲ろうと必死になった楡(生田俊平)と久我原(橘優輝)は衝突してしまい、怪我を負った。肋骨を折った山住は、未だ球場に戻ってこられない。おまけに、せっかく作った緑色の越山Tシャツは、受け取りの手違いで届くのがギリギリに……。

しかし、どんなイレギュラーも、越山の球児たちを揺らがせるには弱い。


「繰り返して、ただ繰り返して、ほんまに楽しかった。だから、終わるのは嫌です!」

不動のエースである犬塚(中沢元紀)に代わり、先発ピッチャーを任された根室。彼の両肩に乗ったプレッシャーの重さは想像できない。それでも、彼は折れなかった。ここで終わりたくない、と堅固な思いでマウンドに立ち続けた。

「必死かどうかは人が決めんだよ!自分の天井自分で決めんな」

強豪校相手に点数で押された序盤から中盤にかけ、南雲は一時的に“鬼の南雲”を表出させた。思うように点が取れず、イライラしていた球児たちを煽り、わざと発破をかける。「つまんない試合してんな」と一蹴された彼らは、おもしろい試合を見せてやろう、と奮起した。球児たちの性格を知り尽くしている南雲にしか、できない芸当だった。

「何があっても諦めるな、絶対に後ろ向きになるな」

「負けるなら全員揃ってる時に。2人も欠けてる時じゃない」

「帰ってこい!」


試合終盤、1対2で押されている越山。2人が塁に出ている。無事に続けてホームに帰ってこられれば、逆転優勝。日本一の下剋上まで、あと一勝のところまで行ける。

思い描いた軌跡をなぞるように、「帰ってこい!」の呼びかけに応えるように、塁に出ていた二人は帰ってきた。ベンチにいる南雲たち、応援席にいる関係者たちと同じ熱量で、同じくらいに心を寄せて、私たちも彼らを応援した。声援を送った。回を追うごとにドラマチックになる試合シーンに、胸を熱くした。

見事に勝利し、決勝へ進むことになった越山。彼らのおかげで、暑い夏をまた追体験できている。

※この記事は「下剋上球児」の各話を1つにまとめたものです。

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