<おむすび>第5週~7週の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第34回のレビュー
高校3年の夏、最後の挑戦。四ツ木(佐野勇斗)は必ず選抜戦で勝って甲子園に進出し、そして結(橋本環奈)を甲子園に連れて行くと宣言します。
結は四ツ木の試合を応援に行き、ハギャレンを率いて、応援ダンスでバックアップします。
ハギャレンの後輩たちが増えていたので様になっていました。
イケイケヨン様!と華やかなダンスが効いたのか、四ツ木は絶好調。
つまり、結の高校は早々と選抜で敗退しているということでしょう。
陽太(菅生新樹)の野球熱はもう冷めてしまったのでしょうか。3年だから早々引退しちゃったのか。ちなみに、菅生さんは本日の「あさイチ」にゲスト出演して、博多華丸大吉さんたちにいろいろツッコまれていました。髪が坊主からだいぶ伸びてました。そして糸島紹介を担当してました。
このドラマではその瞬間、描かれないけれどあとから描かれることが多々あるので陽太のこともここではまだ判断できません。
結も書道部活動をしているようには思えませんでしたが、活動していて、卒業した風見先輩(松本怜生)の前で、見事な書を書いてみせます。でも、その文字も断片的にしか映らず、なんと書いたのかわかりませんでした。これも野球の応援場面で全貌がわかります。背景に貼ってあった「翔」の文字ですね。四ツ木翔也の「翔」です。
さて、結局、四ツ木は最後の最後で打たれてしまい、敗北。
甲子園に行けなくて大泣きしていた四ツ木を心配し、翌日、いつものところで会うと、四ツ木はケロッと就職して社会人野球をやってプロを目指すといいます。「切り替え早っ」と結はびっくり。
「(計画は)んなもん書き換えればいいべ」
「人生は思い通りにはいかねえ」
「最終的に夢にたどりつければそれでいいべ」
四ツ木のあっさりしたひたすら前向きな考え方には見倣うべきところはあると思います。
プロになったら告白すると告白をさらに先延ばしにしようとする四ツ木に、結は、もう告白しているようなものだとむくれます。
はっと気づいた(やっぱりおバカ様なん?)彼は結に「じゃあ米田結の答えは?」と尋ねます。
「好きだよばーか」と捨てセリフのようにして自転車で走り去る結。
だって2年前に結から告白しようとしていたのに……。
「よっしゃー俺達両思いだべ」と大喜びの四ツ木。
なんとも気恥ずかしい青春。ここもまた、すてきな海と山に囲まれた風景のなかで清涼飲料水のCMのようでした。
結はにっこにこで、家に戻って、これまでの2年間、たまった、四ツ木用のレシピとお弁当につけてくれた手紙を並べて満足そう。2年の愛の記録です。
そして、レシピを見て何か進路を思いついた様子で……。
本人のなかではまだ混沌としているのでしょうけれど、視聴者はわかっています。栄養士を目指すことを。結、とっとと自覚してくれ。
その頃、お父さん・聖人(北村有起哉)の元に、神戸の福ちゃん(岡嶋秀昭)から久しぶりに電話がかかってきて、聖人は神戸に出かけます。久しぶりの神戸、すっかり復興した商店街に空きができたので、帰ってこないかと持ちかけられたのです。
聖人の進路も変更しそう?
お父さんは四ツ木と比べてやたらとくよくよしています。彼に四ツ木の数パーセントほどの軽みが加われば、生きやすいことでしょう。余計なお世話ですが。
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※この記事は「おむすび」の各話を1つにまとめたものです。
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