「ゆるキャン△2」第12話までのネタバレ感想|実写化の稀有な成功例が描いた「ドラマだけ」のこと
第4話あらすじ&感想
第4話のあらすじ
「世のキャンパーたちはオシャレな食器でオシャレなキャンプ飯を食べている!野クル(野外活動サークル)でもオシャレな冬キャンがしたい!」ということで買い揃えた新しいキャンプ道具たち。
ところが、そのままでは使用できないことが判明。
大垣(田辺桃子)と犬山(箭内夢菜)とたまたま通りかかった斉藤(志田彩良)は木皿やスキレットなどをキャンプ本番できちんと使用できるようにするため、家庭科室での作業に取り掛かるが…。
第4話の感想:大垣千明役、田辺桃子のポテンシャルに一緒に震えよう
女子高生たちのほのぼのキャンプ活動を描く「ゆるキャン△2」。第4話は大垣千明(田辺桃子)フィーチャー回だった。オープニングでは、寝袋に入ってモゾモゾ芋虫状態。屋内でそんなに寒がっていたら野外活動なんてできないんじゃない?
ちなみに千明のなりきり具合がすごい田辺桃子は、金曜日の「リコカツ」では凛々しい自衛隊のパイロットに変貌しているので、ぜひ両作を連続視聴して彼女の女優としてのポテンシャルを味わってほしい。
千明が犬山あおい(箭内夢菜)の前でいそいそと取り出したのは、スキレット、木のボウル、ミニテーブル、ランチョンマット。合計なんと2370円! お安い。
「イヌ子、これで我々もついにおしゃれキャンパーの仲間入りだ!」
千明の叫びにあおいは当惑気味。でも、おしゃれなキャンプ写真を見たら、真似したくなるよね。うら若き女子たちなら、なおさら。というか、「ゆるキャン△」のオープニング映像がおしゃれキャンプだし。
木のボウルに熱い食べ物を漏れないことを知った千明が思わず漏らしたのが「ぐぬぬ」。よく字面では見るけど、音で聞いたのは初めてかも。すごくナチュラルでびっくり。あおいに「シーズニング?」と聞き返したときの「グ?」の音の可愛らしさもすごかった。田辺桃子のポテンシャルに震えるばかりである。
家庭科教室でも千明の独壇場。白衣を着たまま、カッと目を見開くさまが本当にキマってる。シーズニングの知識も得られて、大変役に立つ。
「手間暇を惜しむヤツってのは、一生、おしゃれキャンパーにはなれねぇからな」
金言いただきました。千明先生のおしゃれキャンパー講座をどこかで開いてほしい。あおい役の箭内夢菜、恵那役の志田彩良のナチュラルな感じ(これもとても良い)と千明の弾けた芝居がお互いに引き立てあっている。それでいて「ん」「ん」と自然にみかんを食べさせるようなコンビネーションも発揮できるのだから隙がない。
結局、木のボウルは独特の匂いがキツくて使い物にならなかったけど(酢を入れた水につけおきしておくといいらしい)、おしゃれじゃなくても、野外に行かなくても、こうやってワチャワチャできる友達がいるだけで楽しいんだよね。
できれば、いくつになってもそうであってほしい。「ゆるキャン△」の登場人物たちを見ていると、なおさらそう思ってしまう。門脇更紗のエンディングテーマ「わすれものをしないように」の歌詞「大人になりすぎても変わらずいたいよね」のとおり。
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(c)ドラマ「ゆるキャン△」製作委員会