「ゆるキャン△2」第12話までのネタバレ感想|実写化の稀有な成功例が描いた「ドラマだけ」のこと
昨今のキャンプブームの火付け役の一つといえる、600万部突破の大人気コミックス『ゆるキャン△』の実写ドラマ・シーズン2がついにスタート!
前作に続いて、主人公の志摩リンを演じるのは、福原遥。さらに、各務原なでしこ役の大原優乃、大垣千明役の田辺桃子、犬山あおい役の箭内夢菜、斉藤恵那役の志田彩良らメインキャストが揃って続投し、キャンプを楽しむ女子高生たちのゆる~い等身大の日常を描く。
シーズン2放送前に「ゆるキャン△スペシャル」も放送。シーズン1でクリスマスキャンプを終えたリン(福原遥)たちの年末年始が描かれた。
もくじ
・「ゆるキャン△スペシャル」あらすじ&感想・第1話あらすじ&感想
・第2話あらすじ&感想
・第3話あらすじ&感想
・第4話あらすじ&感想
・第5話あらすじ&感想
・第6話あらすじ&感想
・第7話あらすじ&感想
・第8話あらすじ&感想
・第9話あらすじ&感想
・第10話あらすじ&感想
・第11話のあらすじ&感想
・第12話のあらすじ&感想
・『ゆるキャン△2』作品情報
「ゆるキャン△スペシャル」あらすじ&感想
「ゆるキャン△スペシャル」のあらすじ
ソロキャンプが趣味の女子高生、志摩リン(福原遥)は年内最後のソロキャンで静岡に向かい年越しをすることに!
いつも通りビーノで颯爽と走る途中、御前崎へ立ち寄り海を見てテンションが上がるリン。
そして元旦、大垣千明(田辺桃子)、犬山あおい(箭内夢菜)、鳥羽美波(土村芳)は初日の出を見に行くことに。
一方、各務原なでしこ(大原優乃)はバイトに勤しんでいた。
皆それぞれの年末年始を過ごす中、静岡でのんびりキャンプを満喫していたリンにある電話がかかってくる…
「ゆるキャン△スペシャル」の感想
ストーリーはもちろん、ロケ地、カット割り、登場人物の見た目や口調など、徹底的に原作とアニメに寄り添って原作ファン、アニメファンの好評を博した『ゆるキャン△』。シーズン2が始まる直前に1時間枠のスペシャル版が放映されるのは、ボーナスをもらったようでちょっとお得な気分。スペシャル版でもシーズン1をしっかり踏襲し、安心、安全の「2.5次元ドラマ」が展開されていた。
実写版はドローンを駆使した美しい風景とシズル感あふれる食べ物描写の破壊力が抜群。うなぎもおいしそうだったけど、リンがバーナーで作るインスタントの鴨だしそばは、簡単だけどひと手間もふた手間もかけてあってたまらない気分になる。お金をかけなくたって、こうやって手間を楽しめれば幸せがやってくるんだな、としみじみ思う。実写版はちくわ(犬)も可愛い。霊犬しっぺい太郎の犬みくじが欲しいぞ。
ストーリーはそれぞれの年末年始を描くというもの。リンはソロキャンプ、千明とあおいは初日の出を拝みに身延山、なでしこは年賀状配達のアルバイト、恵那は自宅。バラバラだけど、ちゃんとつながっている。
ひとりでも楽しいし、みんなでも楽しい。シーズン1から続いて、ティーンの女子たちが趣味を通じて、ていねいにコミュニケーションをとりながらお互いの距離を縮めていく姿が心地良い。物語はシームレスにシーズン2へつながっていく。
キャンプは日々のあくせくした時間の流れから脱線して、ゆったりとした時間を楽しむためのレジャー。早送りして観るなんてもったいない。ゆったりとした雰囲気と間を楽しんでもらいたいドラマだ。
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(c)ドラマ「ゆるキャン△」製作委員会