「ゆるキャン△2」第12話までのネタバレ感想|実写化の稀有な成功例が描いた「ドラマだけ」のこと
第6話あらすじ&感想
第6話あらすじ
バイトで予定が合わなかったリン(福原遥)、なでしこ(大原優乃)を除き、大垣(田辺桃子)、犬山(箭内夢菜)、斉藤(志田彩良)の3人は山中湖にキャンプをしに来ていた。
順調にスーパーで買い物を済ませ、みさきキャンプ場へ到着。散策をしたり、湖畔で大垣特製のホットドリンクを楽しんだりと、まったりとした時間を過ごした3人だったが、夕方になり急激に気温が下がっていき凍え始める…。果たして3人の運命は!?
第6話感想
「信長もよく言ってただろ。“ないのなら、作ってしまえ、きりたんぽ”、だッ!」間違えどころが多すぎる大垣千明(田辺桃子)の一言から始まった「ゆるキャン△」第6話。
千明と犬山あおい(箭内夢菜)、斉藤恵那(志田彩良)の3人で山中湖での冬キャンに挑む。いや、3人には「挑む」なんて気持ちはさらっさらなくて、「楽しむ」感覚のほうが圧倒的に強かっただろう。だからこそ、大ピンチに発展してしまうのだが……。
序盤はスーパーの買い出しから。千明はなでしこ(大原優乃)に教えてもらったきりたんぽ鍋を作ると張り切っている。なでしこの鍋スキルに感心する3人は「なべしこ」と命名し、誰の嫁にするかで争い(?)になる。
「仕方ない。だったら、なべしこはみんなの嫁にしよう。そんで、ウマい鍋、食べ放題するぞ!」
呼びかける千明。嬉しそうな恵那。怪訝そうなあおい。「ゆるキャン△」は恋愛が一切登場しない世界だが、彼女たちを見ていると、そのまま大人になって、楽しく共同生活を営みながら老いていくようなイメージさえ湧く。キャンプはいわば“プチ共同生活”なんだから、楽しくキャンプできる仲間ならそのまま共同生活ができそうな気がするし、そういう人生の選択ができる世の中がもうすぐそこまで来ている。
山中湖ではドローンの絶景が素晴らしかった。これは実写ならでは。キャンプ場の管理人役で登場したキャンプ芸人として知られるバイきんぐ・西村瑞樹は一瞬ながらインパクトのある怪演。
3人が岬でまったりしているときにやってきた犬・チョコの飼い主は飯田さんの娘(金井美樹)。アニメ版では飯田さんのお父さんの声を「水曜どうでしょう」でおなじみ藤村忠寿ディレクターが務めていた。実写版には出ないのかな?
しかし、リン(福原遥)が心配したとおり、山中湖は標高が高く、日が暮れると一気に気温はマイナスになる。冬キャンの中でも寒さが厳しい地域なのだ。のんびりしていた3人も、すぐに凍え始めてしまう。高温カイロは数が足りず、薪さえ買ってなくて、管理棟は閉まってしまった! 冬キャンをなめてはいけないのだ。
大ピンチに陥った千明、あおい、恵那。彼女たちは生き残ることができるか? 一気にサバイバル感が高まって、第7話へと続く。
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(c)ドラマ「ゆるキャン△」製作委員会