「声春っ!」全10話のネタバレ感想|めいこが掴んだ声優という夢。日向坂46らしさ全開の青春ドラマが完結!
第10話あらすじ&感想
第10話あらすじ
プロデューサーの柿沢(武田航平)の話からオーディションの裏側事情を偶然にも知ってしまっためいこ(佐々木美玲)とまな(丹生明里)。激昂する2人だったが、「もう逃げたくない」この想いを胸に最後までやり遂げることを誓う。最終オーディションへ向かう2人の結末とは…!
第10話の感想
最終回を迎えた「声春っ!」。最終回でとりわけ強く描かれたのはめいこ(佐々木美玲)の成長物語としての側面だった。泣き笑いしながら夢を叶えつづけるその過程を見せてくれためいこの姿は、どこか日向坂46の姿とも重なっているようにも感じられた。プロデューサーの柿沢の裏話を耳にして怒っためいこたち。まなはめいこを引き連れオーディション参加を辞退しようとするが、「玄米校長が作ってくれたチャンスだから……」とめいこは最後までやり遂げると柿沢に決意する。その目と表情は声優学校から逃げ出したときのめいことはまるっきり違っていた。
いよいよ挑んだ最終オーディション。まりりんとまな各々が「自分がいかにティア役に適役か」をアピールする。そんな中、めいこは「自分は適役ではない」と本音を打ち明ける。しかし、その表情は心なしか晴れやかにも見えた。大好きな炎上先生の作品にはふさわしい人がなるべきだ。それはまりりんであり、ライバルのまななのだと。
その結果ティア役に選ばれたのは、ライバルであり親友のまな。「堂々と田舎に帰れます!」と涙ながらに語るめいこだったが、炎上先生から新ヒロインをやってくれないかと引き止められる。新ヒロインのスリザー役として「涙色戦記」への出演が決定し、炎上先生の作品に出るというめいこの夢がついに叶うのだった。
エンディングでゴミをポイ捨てする女性にめいこが注意をするというシーンが描かれている。このシーンを見てハッとした視聴者も多かったのではないだろうか。そう、第1話のくだりと繋がっているのである。
第1話の冒頭では他人の自転車を倒した男性を見かけては何もできずにいためいこが、最終回では当たり前かのように声をかけて注意している。ほんの些細なことにすぎない。それでもこのシーンからはめいこの成長を強く実感させるものだった。
前作「DASADA」と同様にグループが纏っている明るい雰囲気が作品にも反映されており、現在の日向坂46にしか出せないドラマとなっていた「声春っ!」。主演の佐々木美玲や丹生明里を筆頭に演技の面で新境地を見せてくれたメンバーも多く、これをきっかけに今後の活動が広がっていくメンバーも多そうだ。
夢に向かって頑張るめいこに勇気付けられた日々もこれにて終了。放送終了後にイベント開催の発表もあったので、続報を楽しみに待ちたい!
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