「声春っ!」全10話のネタバレ感想|めいこが掴んだ声優という夢。日向坂46らしさ全開の青春ドラマが完結!
第2話あらすじ&感想
第2話のあらすじ:好敵手未満
めいこ(佐々木美玲)たちがきらめき声優学園に入学して一か月。
ドレミ荘メンバーと共に生活するめいこは、パワフルなまなの性格と能力に、あこがれ以上に劣等感を感じてしまう日々を過ごしていた。
そんな中、【どんな声優になりたいのか】を考える自己PRシートの提出が課題で出される。思い思いの声優像を記入する生徒たち。一方で、「声優として、自分の優れているところは?」という項目を埋められないめいこは悩み続けていた。
岩尾先生(平野綾)に自己PRシートの提出を急かされるめいこだったが、そこで意外にもまながめいこ同様、自分が優れているところを記入できていないことを知る。 そんな時、突如まなの携帯に不穏な着信が鳴り…。
第2話の感想
第1話から尼崎あまね(渡邉美穂)との対決を通して殻を破った日ノ輪めいこ(佐々木美玲)の成長が描かれ、青春ドラマとしても十分見応えのあるものだった。第2話ではめいこのライバルで仲良しの天道まな(丹生明里)の過去が明らかとなった。きらめき声優学園に入学して1ヶ月が立ち、めいことまなの関係性も深まり始めていた。一方で、コミュ力、身体能力、知識力、笑顔力、どれをとっても敵うものがないまなに対して劣等感に苛まれていためいこ。そんな中、まなには人に知られたくない過去があった。
まなは昔、天才剣道少女と呼ばれマスコミからも注目されていたが、自転車事故が原因で剣道ができない身体になっていたのだ。過去を知っためいこは「なにそれ、最高のエピソードじゃん」「私がライバルなんてほんと意味分かんない」と、まなに対して八つ当たりをしてしまう。自己評価が極端に低いめいこにとって、まなが過去に天才剣道少女として名を馳せていたことにさらなる劣等感を抱くのも無理はない。
しかし、「やっぱりめいこちゃんは“はなまるちゃん”、私のライバルだ」と笑顔で答えるまな。思ってもいない楽観的な返答に困惑するめいこに対して、ライバルを前提に付き合ってほしいと提案するのだった。うまく喋れないことをコンプレックスに感じていためいこが、自分の気持ちを素直にぶつけられるようになったのは大きな成長だ。それもまたまなの素直な人柄、そしてドレミ荘のメンバーとの出会いがあったからこそと言えるだろう。第2話にして名コンビの予感を漂わせる。
第1話でも感じていたことだが、佐々木美玲の動と静の切り替えというか、表情の振れ幅が非常に巧みで驚かされる。第1話のあまねとの対決シーンはもとより、第2話のまなと言い合うシーンななんかは、佐々木の演技力が光っていた。これは、日向坂46(けやき坂46)でも感じるところで、きっとセンターとしての経験が活きているのだろう。また、「DASADA」ではどちらかというとクールな役柄を演じていたが、今回は大人しいが喜怒哀楽のある役柄となっており、佐々木の表現力を堪能できる機会も多そうだ。
そして忘れてはいけないのが第2話の主役である丹生明里。彼女のキャラクターをそのまま当てはめたかのような、普段の丹生と絶妙なシンクロを見せているまなの演技に安心感を覚えるのは気のせいだろうか。まなの過去として明かされた剣道少女というのも、丹生のバックグラウンドとも重なっている。他のメンバーについてはまだなんとも言えないところがあるが、丹生演じるまなに関してはメンバーの個性がベースとなっていそうだ。
前回も登場し話題となっていたアニメのパロディだが、今回も「SLAM DUNK」や「鬼滅の刃」など、有名な作品のパロディが盛り込まれていた。今度はどんなアニメのセリフが飛び出すのだろうかと楽しみにしている自分がいる。次回もやはり注目したい。
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