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2021年11月05日

<科捜研の女 season21>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<科捜研の女 season21>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第5話ストーリー&レビュー



ピアノコンクール最終予選の前夜、審査委員長・ハンナ(ミルタ)が殺害された。

容疑者は事件当日現場を訪れた4人。ピアノ練習を行った山崎(山岸門人)、佐光(渋谷飛鳥)、戸村(川野直輝)の3人のコンクール出場者と調律師の和田(崎山つばさ)だ。

まずあやしく思えたのは和田。現場のピアノを調律した後に鍵盤を拭いておらず、遺体から見つかった繊維と同じ成分のフェルトを所持。いろいろ不審な点がある。しかし、彼の道具を鑑定したところ凶器になりうるものがいくつもあり、わざわざフェルトを使うだろうか?とマリコ(沢口靖子)は疑問に思う。



そんな中、蒲原(石井一彰)が新たな情報を持ち込む。実はかつてピアノ留学してハンナに師事していた和田。ハンナにピアノを酷評され演奏家への道を断念したため、事件当日ハンナと顔を合わせたくなくて急いでその場を離れたことを明かす。彼は去るときフェルトをピアノの下に落としていた。

一方、出場者たちも事件当夜のアリバイが証明できない。しかも、佐光の母がハンナにお金を渡そうとして拒否されていたり、山崎が実は病を抱えてコンクールに挑んでいたりとさまざまな事実が明るみに出てくる。おかげで、なかなか犯人が特定できない。

そんな中、突破口を開いたのは、ピアノを弾く際の「運指(指運び)」に気づいた日野所長(斉藤暁)だった。

運指は、同じ曲でも奏者によって異なる。ピアニストは手や指のサイズを考えて最も弾きやすい運指で演奏する。だから、同じ曲なら何度弾いても同じ運指になる……と日野は解説する。

「面白いでしょ?」という日野に「面白さがわかりません」「それが事件と何の関係があるんです?」と返すマリコ。上司にもまったく気を使わない直球ぶりがなんとも彼女らしい。

しかし、鍵盤の指紋を照合した結果、事件当日の練習中に一度だけ運指を変更した奏者がいたと日野が明かすと、マリコは顔を輝かせる。遺体の首に爪のかけらが付着しており、犯人は犯行時に怪我した可能性が高い。つまり犯行後にピアノを弾き、怪我のために運指を変えざるを得なかったのでは?というのが日野の見立てだった。

そこで、マリコたちは実況見分を決行。和田が調律し、山崎、佐光、戸村の3人にピアノを弾いてもらって撮影。運指やピアノ内部のハンマーフェルトの画像を解析していく。演奏方法にアプローチする科学捜査。こんなやり方もあるのかと感心させられる。



鑑定した結果ついに犯人が判明。事件当日、運指を変えて演奏したのは戸村だった。

年齢制限があるコンクールに年齢詐称をして挑んでいた戸村。それに気づいたハンナに辞退をせまられたため、和田のフェルトを使って殺害したのだった。

予選の結果は、戸村が優勝。しかし、次点の佐光が本選に進むことになる。山崎は舞台上で倒れて入院。ピアニストを目指す彼らをめぐる事件は、晴れ晴れしいとはどうにも言い難い結末となった。



この5話で、重要な手がかりを見つけたのは日野。かつて見事なトランペット演奏を披露したこともあり、音楽の知識もあるに違いない彼ならではのお手柄だった。

マリコのストレートな返しに「嫌な言い方~」「嫌な聞き方~」と嘆きつつも、怒らず皆にわかりやすく説明していた日野。日頃舐められがちだが、やはり科捜研のまとめ役。知識と鑑定力と包容力を兼ね備え、いざというとき、とても頼りになるリーダーなのだ。


※この記事は「科捜研の女 season21」の各話を1つにまとめたものです。

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