<消えた初恋>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
→「消えた初恋」画像ギャラリーへライバル出現のピンチを乗り越え、また少し絆が深まった青木(道枝駿佑)と井田(目黒蓮)。ようやく平穏な日常が戻ってきた…と思いきや、担任の谷口先生(田辺誠一)との面談で、青木が進学を希望するなら、急ピッチで数学をレベルアップしなければ相当ヤバイという衝撃の事実が発覚する。
数学が苦手すぎる青木を見かねたあっくん(鈴木仁)から、文系への転向という方法もあるとアドバイスされるが、知り合いのいない文系に移ることに気が進まずウジウジ…。しかし、そのやり取りを聞いていた井田の「青木、いなくなるのか? 寂しくなるな…」というひと言で覚醒! ガゼンやる気になった青木は、谷口先生の紹介で、教育実習に来ることになった岡野先生(白洲迅)から、集中的に個人指導してもらうことになる。
学生時代、岡野先生も数学の成績が最悪だったにも関わらず、途中から猛勉強して無事に進学できたと聞いた青木は、勉強も頑張るが…?
さらに、恋を一歩進展させる勇気を出した青木は、いざ行動に移そうとするのだが…?
第8話のレビュー
恋に学校行事にと楽し気だが、学生の本分は勉強である……!理数クラスでありながら、数学の成績が悪い青木。井田と一緒に理数クラスへ進級するために、谷口先生の勧めもあって、教育実習の岡野から数学を教わることになる。
「青木が文転したら寂しい」という井田の言葉を胸に、青木は勉強に集中する。そういう単純なところがかわいいね、青木。かわいいね……。
岡野も親身になって青木の勉強をみてやり、恋の相談にも乗る。が、井田と青木が手をつないでいるところを見てから、態度が一変。井田はともかく、青木は関係を隠しておきたいならもう少し警戒心は持ってほしいけど……。
岡野は「青木が自分に懐いているのは、自分に気があるのでは?」と勘違い。全力で拒否する。そんなあからさまな。
岡野先生は全女子が「自分のことを好きかもしれない」と思っているのかね……? いやでも、モテるって言っていたからその可能性はあるか……。岡野から途端に距離を置かれるようになり、青木はへこんでしまう。
岡野の話を聞き、怒る橋下さん。井田も気分は良くなさそうだ。あっくんは軽いノリだけれど、やっぱり心配はしている。
そんなみんなの言葉に「大事にしてくれる人を大事にしたい」と青木。きっと、青木は自分の周りにいる人たちのことを大事にする人なんだろう。だからこそ、岡野からの態度により傷ついたのかもしれない。
ラスト、青木はきっばりと岡野に向かって「偏見がひどい!」「自意識過剰!」と言い放つ。
道を聞かれておじさんをホテルに案内しただけなのに、あらぬ疑いをかけてしまうのはさすがにひどい。
どういう偏見を持っているんだ。
岡野の登場は、作品内にあるほんわかとした空気に、少しばかり緊張感を走らせた。
勝手な解釈だが、多様性に対するグラデーションを描いていたようにも思う。「多様であること」が当然になっていく世代。そしてそんな彼らを見守る教師は常にフラットでなければならないこと。いろんな生徒がいて、それぞれの個性を伸ばしていく。偏見を持っていたら、全ての生徒を同じように見守るのは難しいだろう。とはいえ、その偏見をすべて失くす……というのは難しいところなんだろうけれど。
そんな中で今回は青木と井田の手つなぎシーン、キュンの破壊力がすごかった……。
井田が今週もスパダリすぎて困る……(困らない)
※この記事は「消えた初恋」の各話を1つにまとめたものです。
→目黒蓮フィーチャー記事はこちら
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