<真犯人フラグ 真相編>11話~最終回までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第16話ストーリー&考察
第16話のストーリー
>>>「真犯人フラグ 真相編」の画像をすべて見る凌介(西島秀俊)の家のポストに「それでも探しますか?」と真帆(宮沢りえ)の不倫を告発するビラを入れたのは、瑞穂(芳根京子)だった。凌介が説明を求めると、瑞穂はその真相を語り始め…。
阿久津(渋川清彦)と落合(吉田健悟)はプロキシマの社員たちから、陽香(生駒里奈)が一星(佐野勇斗)のオンラインサロンのメンバーだという情報を得る。陽香はサロンで、“高場花”という名の看護師になりすましていた。その写真を見て、光莉(原菜乃華)は、自分を監禁していた犯人だと証言。凌介もその女の顔にひっかかり…。
一方、朋子(桜井ユキ)と山田(柿澤勇人)は、ある人物から危険な計画を依頼される。
週刊追求では河村(田中哲司)らが、3つの事件の容疑者、バタコ(香里奈)・陽香・林(深水元基)が結託していた仮説を立てる。しかし、主導権を握れそうな人物がいない。この“同時誘拐”の首謀者は一体誰だったのか…?
そんな中、真帆が失踪前夜にかけていた電話について、驚きの新事実を知らされる凌介。その事実から凌介は、意外な推理を展開して、一同を驚かせる。
またもや見つかる、真帆生存の痕跡。判明する一星の安否。野放しになった危険人物たちが、新たな牙をむき始める中、怒濤の逮捕劇へと物語は加速する――!
第16話終了時点での考察
物語は佳境に入っている。登場人物それぞれの思惑が重なり合い、もはや何が何だかわからない状態だ。ひとつずつ整理していこう。
まず、前回の終盤で明らかになった、相良家に嫌がらせのビラを入れていた犯人。これは瑞穂(芳根京子)本人であることが確定した。その直前に強羅(上島竜兵)がフェイク動画を作成する描写があったため、こちらも捜査を撹乱させるためのフェイクかと読んでいたが、違ったようだ。
彼女曰く「周りの人を疑わなすぎる善良な凌介(西島秀俊)にイライラが募り、もう少し警戒心を持ってほしい一心で入れてしまった」「良くないことだったと反省している」とのこと。わからなくもないが……言い訳としては少々苦しいのではないか。
続いて、本木陽香(生駒里奈)の動向である。
無事に光莉(原菜乃華)は監禁場所から生還したが、代わりに一星(佐野勇斗)が本木に捕まってしまった。一星のガチストーカーである本木は、彼に対しては十分な食事を与えているようだが、反抗心のためか一星は口にしようとしない。
警察の手は、確実に本木に向かっている。
高場花という看護師の個人情報を勝手に使い、挙句の果てに高場から注射針など備品を横流ししてもらっていた本木。週刊追及の強行的な取材により、高場の口から証言を得ることに成功した。本木に脅され、どうしても断れなかったのだという。
この証言がきっかけで、警察は本木に急接近。無事に逮捕することができた。
意外とあっさり捕まったな……とも思うが、それこそ物語が佳境に入っている証だろう。続けて、のらりくらりと警察の手を逃れていたバタコ(香里奈)も、ついに手中に収まることになる。
山田コーチ(柿澤勇人)、菱田朋子(桜井ユキ)を仲間に引き入れたバタコ。「あなたたちのやったことは知ってる」と口にする彼女に対し、朋子は「協力したら黙っていてくれる?」と応じる。
弱みを握られた山田コーチと朋子は、バタコの言う通りに凌介、光莉、篤斗(小林優仁)の三人を誘導することに成功。吹き矢(フグ毒付き)の餌食となった凌介は、その場で動けなくなってしまう。
しかし、ギリギリのところで警察が到着。バタコにも手錠がかけられた。これで、相良家失踪事件の重要参考人である本木・バタコの両名が捕まったことになる。
これにて一件落着……とはいかないのが本ドラマ。
そもそも、山田コーチと朋子は、結託して何をしでかしたのか?
篤斗の誘拐に一枚絡んでいると予想していたが、バタコの言動から察するに、おそらく篤斗の誘拐は彼女一人による犯行だろう。ずっと伏せられている”菱田家の押入の謎”は、未だ解明されていない。
本木とバタコが捕まったとしても尚、この事件は終わらない。
やはり、真帆(宮沢りえ)の動向が気になるところだ。
真帆の失踪前日の夜、彼女は誰かと電話していたようだ。たまたまその様子を見ていた光莉の証言で明らかになったことであり、電話の相手は林(深水元基)と思われていた。しかし、林にはアリバイがあった。婚約者とサウナに入っており、監視カメラの映像にも確固たる証拠として記録されている。
真帆の電話の相手は、林ではなかった。だとしたら、彼女は失踪前日に誰と話していたのか?
続けて、光莉がいつも通っている美容室に、予約の電話が入っていたことがわかる。担当の美容師が確認の電話をくれたことで明らかになったが、これも真帆によるものなのか。だとしたら、どういった意図で美容院に連絡を入れたのか?
「真帆は宗教団体・かがやきの世界と関係している」とする筆者の推理は変わらない。しかし、今話の終盤にて、その「かがやきの世界」にふたつの死体が保管されていたことがわかってしまう。
一人は、バタコの手によって帰らぬ人となった中村充(前野朋哉)。
そして、もう一人は……?
これが仮に真帆だとしたら、物語は今後どう展開していくのか。そして仮に真帆以外の人物だとしたら、果たして誰なのか。
考えられるのは、逃げ遅れた町山(YouTuber・ぷろびんの相方)か?
しかし、彼は公式サイトの相関図から名前がなくなっている。ということは、今後の物語には大きく関わってこないのだろうか。
物語は確実に後半戦だ。しかし、発覚したこと以上に謎が増殖し続けている感覚もある。果たして、あと数話で”真実”が明らかになるのだろうか。真犯人は、いったい誰?
※この記事は「真犯人フラグ 真相編」の各話を1つにまとめたものです。
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