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2022年01月31日

<真犯人フラグ 真相編>11話~最終回までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<真犯人フラグ 真相編>11話~最終回までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第13話ストーリー&考察

第13話のストーリー


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バタコ(香里奈)に渡されたお茶にはフグ毒が混入されており、凌介(西島秀俊)は意識不明の重体に陥る。ICUの前で取り乱した日野(迫田孝也)を河村(田中哲司)がなだめていると、瑞穂(芳根京子)と一星(佐野勇斗)も駆けつける。テトロドトキシンの毒性は強く、危険な状態。果たして、凌介の運命は…!?

防犯カメラに立ち去るバタコの姿は映っていたものの、院内に彼女を知る者はおらず、毒を盛って逃げた女は何者なのか、捜査は難航。

阿久津(渋川清彦)と落合(吉田健悟)は、篤斗が事件当日に乗った白い車を追って、かがやきの世界を訪れる。輪になって踊る信者の中には、ぷろびん(柄本時生)たちが紛れ込んでいた。阿久津は教祖(相築あきこ)に、凌介を狙ったバタコの写真を見せ、その反応に違和感を抱く。

一方、プロキシマでは瑞穂の依頼で、バタコが最後にかけてきたクレーム電話を解析。その音声から、瑞穂と一星は、バタコが失踪事件に関わっていると確信する。しかし、分かるのは声のみで、顔が特定できない…。

そんな中、何かに怯える清明(桑名愛斗)を心配した鼓太朗(坂東龍汰)は、朋子(桜井ユキ)の怪しい行動を目撃し、瑞穂に相談。瑞穂が “アフロディーテの下僕”が鼓太朗でないことを確かめると、そのアカウントを見た鼓太朗は太田黒(正名僕蔵)ではないかと言う。そこに、太田黒が現れて…!?

教祖の態度がひっかかる阿久津は、篤斗(小林優仁)から話を聞くことに。バタコの写真を見せると、篤斗は思いがけない反応を示し――!?

第13話終了時点での考察

凌介(西島秀俊)にフグ毒を飲ませ、殺害しようとした容疑で警察に追われるバタコ(香里奈)。ギリギリのところで一命を取り留めた凌介だが、事態が好転したわけではない。

真帆(宮沢りえ)のポジションを奪い取ろうとするかのように”嫁”の顔をしだす菱田朋子(桜井ユキ)、篤斗(小林優仁)が自身の子供ではない事実、どうやらバタコに「殺したいほど」恨まれているらしいこと……。問題は山積している。

一星(佐野勇斗)率いるプロキシマ社員の働きで、どうやらバタコは魚市場から電話をかけてきたらしいことが判明した。魚市場といえば、最初の冷凍遺体が発送されたと思しき場所である。

その後の警察の調べで、最初の冷凍遺体、そして篤斗が入っていた箱の双方に付着した指紋がバタコのものと一致。少しずつ、だが着実に警察の足はバタコへと近づいている。



今回で確実になったことのひとつに、やはり篤斗は洗脳されている事実が挙げられる。警察に見せられたバタコの写真を見て「お母さん」と言った。洗脳したのはバタコか、それとも瑞穂(芳根京子)か……。宗教団体「かがやきの世界」の”本当の”教祖として瑞穂が本性を表しても、もはや驚かないだろう。

本木陽香(生駒里奈)の動きも気になるところだ。光莉(原菜乃華)の血液を大量に採取し、冷蔵庫で保管しているらしい描写があった。それを相良家の新居でぶちまけている。やはり彼女は「かがやきの世界」もしくは強羅(上島竜兵)と繋がりがあり、あくまでも”葬儀屋”として粛々と”依頼”をこなしているだけのように見える。



特筆しなければならないのは、なんとついに、凌介と真帆が再会したことだ。

相良家の新居に駆けつけた凌介は、その場でしゃがみ込む真帆を見つけた。直前に真帆からの電話を受けているため、彼女は意図的に凌介を呼び寄せたと考えて間違いないだろう。

筆者の予想は、こうだ。

やはり真帆は、自身が浮気している罪の意識を完全には拭いされず、罪悪感と共に生きていた。このままじゃいけないと思っていた矢先、何らかの経緯で宗教団体「かがやきの世界」と出会い、入信する。

”悪魔崇拝”を重視しているらしい怪しき宗教団体からは、”陰”とされる人間を一定数”消す”ことで、魂が救われる(もしくは「かがやきの世界の住人になれる」)と教えられる。ある意味、洗脳されてしまった真帆は、自分たち家族を”影”として、この世から消えようとしているのではないか。

自分自身を救うため、家族を救うため、宗教団体に助けを乞い、多くの人間を巻き込んだ。

何とも恐ろしく思えるのは、たとえこれが真相だったとしても、妻を愛する夫・凌介は「全てを許す」だろうということだ。

どんな形であれ、相良家が救われることを祈りたい。

※この記事は「真犯人フラグ 真相編」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)日本テレビ

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