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2022年01月31日

<真犯人フラグ 真相編>11話~最終回までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<真犯人フラグ 真相編>11話~最終回までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第17話ストーリー&考察

第17話のストーリー



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凌介(西島秀俊)が篤斗(小林優仁)を守り、ようやく逮捕されたバタコ(香里奈)。取調べが始まり、かがやきの世界で発見された充(前野朋哉)ともう一人の遺体の身元が判明する…!


阿久津(渋川清彦)が篤斗から話を聞くことになり、瑞穂(芳根京子)と光莉(原菜乃華)が立ち会う。しかし、篤斗は「俺、パパの子じゃないの?」と、自分が凌介の実の子ではないのかと不安を覚えている様子。その原因は自分にあると落ち込む光莉を、瑞穂が励ます。凌介は、篤斗の不安をどう取り除くのか?

一方、バタコ逮捕で、篤斗が証言し始めることに危機感を募らせる朋子(桜井ユキ)は、ある行動に出る。それを清明(桑名愛斗)が目撃していて…。
阿久津と落合(吉田健悟)は、かがやきの世界の教祖(相築あきこ)に事情聴取。団体の意外な実態が明らかになるが、当のバタコはまともに話そうとせず、取調べは難航。バタコは、まだ篤斗のことをあきらめていないようだった。

そんな中、今まで何も描けなかった篤斗が描き始めたのは、男が女性2人を座らせ刃物をかざしている絵。フラッシュバックしていた凌介が真帆(宮沢りえ)と光莉を殺す場面のようだ。篤斗が語った、バタコとの恐怖の監禁生活と洗脳の一部始終とは!?
陽香(生駒里奈)に監禁されていた一星(佐野勇斗)の安否と過去が明らかに!複雑に絡み合った事件のピースが、いよいよ揃い始める…!!

第17話終了時点での考察

物語はクライマックスへ突入しようとしている。一つずつ、判明した事実を整理していこう。

まず、真相編7話で明らかになったことは、篤斗(小林優仁)が誘拐された顛末である。やはり篤斗が誘拐された背景にはバタコ(香里奈)が一部始終、絡んでいた。彼女が宗教団体「かがやきの世界」の車を使って篤斗をさらい、自宅へ監禁していたのだ。



最初こそ正気を保っていた篤斗。しかし、まともに外に出してもらえない生活を強いられ、徐々に精神は病んでいく。押し入れにはバタコの本当の息子・圭樹くんの冷凍遺体があり、また別の押し入れには父・凌介(西島秀俊)の祭壇が。

挙げ句の果てには、宗教団体「かがやきの世界」の恒例行事とされる「影断ちの儀」を目撃させられてしまう……。凌介が、母・真帆(宮沢りえ)と姉・光莉(原菜乃華)を殺したと思い込んだ篤斗は、完璧にバタコに洗脳させられてしまった。これまでの不可解な言動の理由が、これで明らかになったことになる。

次にポイントとなるのは、山田コーチ(柿澤勇人)と菱田朋子(桜井ユキ)二人の動向だ。彼らは明らかに共謀して何かをしているが、それを隠そうと必死になっている

当初は、篤斗か光莉、もしくは真帆を誘拐した張本人であると推測されたが、バタコとのやりとりを見るにその線は薄いだろう。「あっちゃんが話したら終わる」と朋子が発言していることから、その真実は篤斗が握っていると思われるが……。

そして、一星(佐野勇斗)と本木(生駒里奈)の過去の関係性も明らかになった。

本木が一方的に一星をストーキングし、光莉に対する嫉妬から彼女を拉致・監禁したと見られていたが(その事実に間違いはないのだが)……、なんと、一星と本木は過去に関係があった。より厳密に言うなら、酷いイジメを受け自殺まで考えていた本木を救うため、一星が「付き合っているフリ」をしていたのだ。

一星の職場の仲間が、高校時代の一星・本木と同級生であろうSNSアカウントを発見し、この件が明るみに出たことになる。瑞穂(芳根京子)が一星本人に事実を突きつけたところ、正直に白状した。それで、一件落着になると思われたが……。

どうやら、まだ「裏」がありそうである。



筆者を含め、視聴者の皆さんは、ずっと拭いきれなかったはずだ。常に凌介のそばを離れず、彼のために誠心誠意尽くしてきた瑞穂という女性に対する「疑惑」を。

彼女のことを信じたい。しかし、彼女が黒幕だと考えると、すべての辻褄が合う気がする。

違和感の発端となっていたのは、彼女がことあるごとに聞いていたカセットテープの存在である。ついにその内容が明らかになった。収録されていたのは、落語家を目指していたという瑞穂の姉による「落語」なのだという。

「かがやきの世界」にまつわる何かだと推測していた筆者としては興醒めだったが……。その直後に明らかになった新事実。それは、瑞穂の姉はすでに何者かに殺され亡くなっているということ。

瑞穂の姉の死が、今回の一連の騒動にどう関わってくるのか?

一向に姿を見せない真帆の失踪に、瑞穂が関わっているのか?

見えてきそうで見えない新事実。もしかすると、姉を殺された恨みを晴らすために、瑞穂が計画したことなのかもしれない。相良家が失踪した週末に「実家へ帰っていた」と嘘をついた彼女の行動理由が、ここに繋がってくるのだろうか……?

彼女への疑惑は、まだ晴れない。

※この記事は「真犯人フラグ 真相編」の各話を1つにまとめたものです。

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