<ケイ×ヤク −あぶない相棒−>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第9話ストーリー&レビュー
第9話のストーリー
一狼(鈴木伸之)と獅郎(犬飼貴丈)が仕掛けた、事件の証言者である匡(吉村界人)を取り込む作戦は諜報員“J”こと林(三浦誠己)に阻止され、莉音(栗山千明)が撃たれてしまった。さらに獅郎が、匡を誘拐した容疑者として警察に追われるようになる。莉音の容体も分からない不安の中、2人はしばらくの間、郊外のラブホテルに身を隠すことに。莉音への想いがこみ上げ、互いを支え合うように時間を過ごす2人。
林は、匡を山奥の別荘に連れて行き、閉じ込める。匡は電話で大須(板尾創路)に助けを求めるが、大須は匡を突き放す。
そんな中、一狼と獅郎は田口(徳井義実)から、行方不明だったはずの幸子(中田クルミ)が自殺を図り、病院に搬送されたことを知らされる。幸子の父・東高茂(矢柴俊博)が発見し、幸子は命を取りとめた。東は、行方不明を装って幸子を匿っていたのだ。匡が林の管理下に置かれている今、20年前のビル爆破事件の真相を突き止めるには、幸子の証言が必要だった。しかし幸子は療養中で、話を聞ける状態ではない。
東が事件について何かを知っているに違いないとにらんだ田口は、彼と会って交渉すると言う。大須たちに田口の関与が知られ田口が狙われれば、また事件の真相がもみ消される可能性が高まりかねない。一狼に止められるものの、田口の決意は変わらなかった。
田口は、幸子の件で話があると言って東を呼び出す。田口と東が会う場所で待ち構える一狼と獅郎――。2人は、ビル爆破事件の真相に迫る手がかりをつかむことができるのか!?
第9話のレビュー
撃たれた莉音(栗山千明)、匡(吉村界人)を誘拐した疑いで警察に追われることになった獅郎(犬飼貴丈)。状況は最悪である。
とりあえず、獅郎は郊外のラブホテルに身を隠すことに。一狼(鈴木伸之)も必要なものを届けたりとサポートをする。絶対に見つからないだろうから、とラブホテルを潜伏先にする獅郎、ものすごく獅郎っぽい。そして「なんでこんなところに」と苦い顔をする一狼も一狼らしさが出ている。仕事でしかラブホテルに来たことがないという一狼をからかう獅郎よ……。仲良くて何より……。
が、ふたりとも心の中に引っ掛かっているのは莉音のことだ。殺されたかもしれないという莉音の行方を追って出会ったふたり。その先で目撃することになったのが、莉音が撃たれるシーンだなんてやるせない。
気分が優れない獅郎を一狼がそっと支える。この状況、ついに互いの気持ちを確認し合ったりするのかと思ったが、一狼が本当に自分の気持ちに鈍そうでやるせない。あれ、もしかして知らないうちに付き合っていたりするんだろうか。
というふたりの関係性はさておき、捜査に関しては1歩進んで2歩下がるような状況が続く。切り札だと考えていた匡は敵の手に落ちる。匡が自分から何か告発するようなことは期待できない。一貫して匡は自分の身を守ることしか考えていなくて潔くて、腹立たしい。
そんな状況を変えるべく田口(徳井義実)が次の切り札として出したのが、行方不明だった幸子(中田クルミ)の父・東高茂(矢柴俊博)だ。
幸子からビル爆破事件について聞ければいいが、見つかった幸子は自殺未遂をして話が聞ける状態ではない。が、茂が何か知っているはずと踏んだ田口がそこから切り込むことにしたのだ。
茂に揺さぶりをかける田口と、一狼、獅郎。茂に付け入る隙があるとすれば、娘を大事に思っていること。最初は田口たちの提案を突っぱねるが、一狼の言葉に心を動かされる。
茂から証言が聞けるかもしれない。そう期待したが、茂は警察に……。
大須総理の手によるものなのか。真実に手が届きそうで、いつも届かない。そうこうしているうちに、いよいよ次週は最終回。
ビル爆破事件の真相が解き明かされるのか。そして、一狼と獅郎の関係はどうなるんですか! 1話はふたりが卵焼きの話をしているところからスタートしたけれど、あれはおそらく決着直前の会話なんだろう。来週、一狼が焼いた卵焼きを食べる獅郎のシーン、お待ちしています……。
※この記事は「ケイ×ヤク −あぶない相棒−」の各話を1つにまとめたものです。
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