<ケイ×ヤク −あぶない相棒−>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
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一狼(鈴木伸之)、獅郎(犬飼貴丈)、莉音(栗山千明)は、事件のカギを握ると思われる4人の政治家の子息のうち、澤口(前原滉)が自殺したというニュースを知る。さらに3人のもとに田口(徳井義実)から、匡(吉村界人)が体調不良で緊急入院したという情報が届く。
偶然とは思えないタイミングで、20年前の東京テトラビル爆破事件に関わった2人に異変が起こった。一狼、獅郎、莉音、田口は、澤口が諜報員とのトラブルから口封じのために殺され、自分も殺されると恐れた匡が入院する形で身を隠したのだと察する。
澤口が殺害されたことにより、ビル爆破事件にはまだ秘密があると直感する一狼。事件の真相につながる手掛かりを得るため、爆破事件の犯人として拘置所に収監されている死刑囚・野々村(眞島秀和)との面会を決意する。獅郎は、一狼が両親を殺した相手と顔を合わせた時にどうなってしまうのかと心配する。
一狼は辛い過去と向き合う覚悟をし、拘置所で野々村と対面する。現れたのは、虚ろな目をした男。一狼は、爆破事件についてすべてを話していないのではないかと野々村を問いただす。しかし、野々村は何も語ろうとしない。
獅郎は、野々村から話を聞き出せなかったと話す一狼を励ます。しかし、一狼は考え込んだままで「やはり彼は何かを隠している」と言い残し、出かけてしまう。獅郎は、一狼が気がかりでならない。
そんな中、政治家の子息のうち、森川と幸子も行方不明となる。黒幕の諜報員から指令を受けたエミリ(青野楓)が、暗躍していた。
思い悩む一狼を救いたい獅郎は、ある人物から重要な証言を引き出し――。
第6話のレビュー
追い詰めているのか、追い詰められているのか。
事件のカギを握る4人の政治家の子どもたちが次々と亡くなったり、行方が分からなくなる。東京テトラビル爆破事件に関わった人間の身に起こる異変。事件の真相に迫りつつあるように感じられるが……。
そんな中、一狼(鈴木伸之)は爆破事件の犯人とされている死刑囚の野々村(眞島秀和)の面会に行く。しかし、野々村は何も語らない。
生きることも何もかも諦めたような、独特の雰囲気を放つ野々村が印象的。眞島秀和というと、個人的にはパリッとしたおしゃれな男性のイメージが強かったのでちょっと衝撃である。
一狼を前にして、野々村は何も語ろうとしない。しかし、何か隠している。そう獅郎(犬飼貴丈)に漏らす一狼。終始、一狼を心配している獅郎。自分の両親を殺した可能性がある野々村と対面したときに一狼の心を気遣っているし、野々村から何も聞けなかった、という一狼のこともポジティブに励ます。
が、一狼は獅郎の優しさに気がついていながらも、前向きになれない。一狼、世話焼きな面はあるけど、自分が優しくされることに慣れていないし、素直じゃない。獅郎の優しさに対して、ツンとしてしまうところがあるからもどかしい。
そんな一狼のために、そして自分が慕っていた野々村の無実を証明するために、獅郎も動き出す。
野々村には借金があったこと、自分が世話になった施設のために金を工面しようとしていたことが分かる。そこから、野々村は何者かによって爆破事件の犯人の汚名をかぶったのではないか、と推測。
自分がお世話になった施設のために犯罪者となり、死刑判決が下され、肝心の施設は経営がたちゆかなくなり、閉鎖。あまりにも不憫である。しかし、これで爆破事件の真相にまた1歩近づいたと言えるだろう。
一方、入院中の息子・匡(吉村界人)の元を訪れる大須総理大臣(板尾創路)。匡が身を隠すように入院していることから、なにがあったのかと問いただす。
匡は嗅ぎまわっている奴らがいるから、そいつらを始末しようと思っただけだ、と一狼と獅郎が写った写真を見せる。顔色が変わる大須総理大臣。そりゃあそうだ。自分の愛人である獅郎が関わっているのだから(というか、愛人関係になる前に本人の詳細について調べたりしないのだろうか)。
結果、獅郎たちは大須を敵に回すことに……つまり、彼らは総理大臣に命を狙われる立場になったわけだ。ふたりに危機が迫っている。
※この記事は「ケイ×ヤク −あぶない相棒−」の各話を1つにまとめたものです。
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