<ケイ×ヤク −あぶない相棒−>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第10話ストーリー&レビュー
第10話のストーリー
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一狼(鈴木伸之)は獅郎(犬飼貴丈)とともに、いつもの銭湯で田口(徳井義実)と落ち合う。田口から、逮捕された東高茂(矢柴俊博)のパソコンから不審なメールが見つかったことを知らされる2人。メールの差出人は山田(平田満)で、匡(吉村界人)と幸子(中田クルミ)をお預かりしました、お迎えは2日以内に、という内容だった。それは東ではなく自分たちに宛てられたメッセージで、2日以内に助けに来なければ匡と幸子を殺すという意味だと解釈する一狼。一狼と獅郎をおびき出して始末するため、山田が仕掛けた罠と思われた。
一刻も早く、匡と幸子の監禁場所を割り出さなくてはならないという思いから獅郎は大須(板尾創路)に直接会いに行こうとするが、一狼は獅郎の身を案じて止める。
林(三浦誠己)の凶弾に倒れ大ケガを負った莉音(栗山千明)は車椅子で退院。莉音は、しばらく一狼と獅郎が住むマンションで暮らすことに。まだ捜査に復帰できない莉音は、命がけの任務を控えた一狼と獅郎を励ます。
一狼と獅郎は20年前のビル爆破事件の全貌を明らかにするため、匡と幸子が捕らえられている場所を特定し、奪還作戦に臨む。禁断のバディによる秘密捜査は、ついに黒幕との最終決戦へ――!
第10話のレビュー
田口(徳井義実)から匡(吉村界人)と幸子(中田クルミ)が拉致されたことを聞かされた一狼(鈴木伸之)と獅郎(犬飼貴丈)。
幸子の父・東(矢柴俊博)のもとには、匡たちを預かっていること、迎えは2日以内に、という内容のメールが山田(平田満)から届いていた。
一狼たちをおびき寄せるための罠だと思われたが、ここで引き下がっては真相にはたどり着けない。匡たちがどこにいるのかを探るために、獅郎は大須(板尾創路)に会いに行く。
全ての謎が解けるかと思ったが、すんなりとはいかなかった。20年前のビル爆破事件に関しては、匡たちによるものだったと明らかになる。匡の罪を隠すために大須が動き、総理大臣となった大須に山田と林(三浦誠己)がたかっている……という構図だったようだ。
今回、逆によかったな、と思うのが匡だ。登場時からロクでもない男だな、と思っていたが、最後まで貫いていた。
銃を手に乗り込んできた一狼たちを見て、銃を下ろすように迫る匡。それも、幸子の喉元にナイフを突きつけて、だ。
爆破事件について明らかになると、今度は開き直る。幸子は事件への罪悪感、裁かれないことへの後ろめたさで心のバランスを失っていた。が、匡はバレなきゃいい、というのが本音(そしてその本音を隠さない)。
全てが明らかになると、自分だけが悪いわけではない、と言い出す。近年まれにみる潔い小悪党だ。一狼に押さえつけられて、「助けて助けて」と泣きつくところまで含めて、すごい。
ただ、そんな匡も山田と林に食いものにされていただけのようだ。大須は総理大臣を辞任、匡も事件について非公開ながら供述を始めるが、山田たちは野放しのまま。さらに、爆破事件に使われた爆弾と、匡が供述していた爆弾は別のもので……。
一狼は真犯人を捕まえられていない。獅郎たちは匡たちの身代わりで罪を負わされた野々村(眞島秀和)を救えていない。
本来の目的を達成するために、一狼と獅郎のケイ×ヤクはまだまだ終わらない……というところで物語は終わった。え!? 続編、ありますよね???
ふたりの関係も進展はしていなくて、ただ、これからも一緒には暮らし続けるようで……。おまけでも仲睦まじく旅行の準備をしている様子が描かれていたけど、とりあえずはハッピーエンドということで良いのだろうか。
鈍い一狼が、獅郎の想いにいつか気がついてくれたら良いのだけれど……。
(文:シネマズ編集部)
※この記事は「ケイ×ヤク −あぶない相棒−」の各話を1つにまとめたものです。
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