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2022年05月12日

<汝の名>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<汝の名>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第2話ストーリー&レビュー

第2話のストーリー



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麻生陶子(山崎紘菜)の家にやってきた謎の女(長井短)。彼女は陶子のことを“里矢子”と呼び、金に困っていると伝える。この謎の女こそが本物の麻生陶子であり、3年前、河島(眞島秀和)に借金を肩代わりしてもらう代わりに、名義と戸籍を渡していた。その名義を譲り受けたのが、負け犬からの脱却を目指していた当時の三上里矢子であった。里矢子改め現在の陶子は、女に金を渡し、住所を書いたメモを受け取る。
女がやってきたことを聞いた久恵(北乃きい)は不安がるが、陶子は一笑に付し、人生は勝つか負けるかしかないと説く。久恵は後日、女の住所のメモを辿っている最中、道端に蹲る松谷継子(茅島成美)と出会う。一方、陶子は仕事で訪れたカフェで、オーナーの壱岐亮介(EXILE NAOTO)と運命の出会いを果たす。


第2話のレビュー


陶子(山崎紘菜)の前に現れ、「お久しぶり、利矢子さん」と呼んだ謎のヤバそうな女(長井短)。なんと、この女こそが麻生陶子で、陶子はもともと三上利矢子という名前だったのだ。河島(眞島秀和)がこの女の借金を肩代わりすることを条件に名義と戸籍を得、リスクのある今の会社の社長となる際に、利矢子がその名義を引き受けたのだった。久恵にも「あんたも麻生久恵になるの」と言っている。

いきなり主人公の名前が偽名だったとわかって戸惑いを隠せない。いくらリスクがある仕事とはいえ、利矢子はちゃんと名義と戸籍を持っているのに人の名義をもらう必要があるの……? いま利矢子は例えば保険証とかも「麻生陶子」のほうを使っているの……? 謎がいっぱいだが、とりあえず先に進もう。

本物の陶子は金をたかりにきたのだった。本当は目の前に現れないという約束だったようだが、こういうことも初めてではないようだ。陶子はお金を貸す(実質渡す)代わりに、住所を書いたメモを書かせる。

一方久恵は、一次退避先のアパートの更新の通知を見ておびえていた。この場所がなくなるのは嫌らしい。無職で居候先もあるのに贅沢では? という気もするが……。

帰宅し、本物の陶子が家にきたと聞いて「陶子ちゃんに何かあったらどうしよう」と泣き出す久恵。情緒が不安定だ。

©テレビ東京

そんな久恵に陶子は「いい? 久恵。人生は勝つか負けるか、そのどちらかしかないの。つまり、弱者は強者に搾取されるしかないの。この世の中は……」と言う。第1話の冒頭でボロボロになっていたのは、当時の陶子=利矢子だった。男に貢ぎ、暴力まで振るわれていたのだ。勝つことにこだわるのは、そんな過去に戻りたくないからというのが大きいらしい。

陶子の部屋に忍び込み、本物の麻生陶子の住所を見つけ出し、スマホで撮る久恵。一体何をするつもりなのか。

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複数の男に身体を差し出して見返りを得ている陶子は「やってることは結婚詐欺師かヒモみたい」と言う。その後も「自分も搾取されている弱者」「金も、地位も、必要な男も手に入れた。でも、あてがわれた仕事と、役柄をこなしているだけの、マリオネット」と思っているシーンがあり、今の自分に満足しているわけではなさそうだ。

そんなときに出会ったのはクラウン系列グループのオーナー、壱岐亮介(EXILE NAOTO)だった。二人はお互い惹かれ合っているようで、何やらいい雰囲気だ。

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一方久恵は、本物の陶子の家に向かう途中、苦しんでいる年配の女性を助ける。女性の家でお茶をしつつ楽しく話すが、女性の薬を見て効用などを言い当てる。元の会社の関係もあり、引きこもっている間に薬のことを調べているのもあり、かなり詳しそうだ。

途中から、久恵は女性の通帳をしきりに見ている。よからぬことを考えていそうで不安すぎる。さらに、アパートの更新通知を送ってきた不動産会社から電話がかかってきて「弱者は強者に搾取されるしかないの」という言葉がよぎる。頼むからこんな人の良さそうなおばあさんを騙すようなことはやめてほしい。

夜、路上に倒れている本物の麻生陶子。予告では「あの女が死んだ」と言っていたが、死んだのだろうか……? だとしたら、死因はなんだろう。薬物なのか、それとも……? 来週も目が離せない。

※この記事は「汝の名」の各話を1つにまとめたものです。

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