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2022年05月24日

<俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第4話ストーリー&レビュー

第4話のストーリー

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弥生ビールの社内診療所で診察を受けている営業マン・丸谷康介(山田涼介)。食欲がなく、ため息ばかり出る、そして胸が締め付けられるように痛いという康介に下された診断は…恋! 

とはいえ、それなりに恋愛をしてきたという自負のある康介は、その診断結果がふに落ちない。しかし、これまでにも、そしてついこの間フラれたばかりの元カノ・森保莉子(鞘師里保)と付き合っていた時にもこんな症状は出なかったことに気付き、康介は「今までのは本当の恋じゃなかったのか!?」と、がく然…。その一方で、いつもと様子の違う康介を心配した真田和泉(芳根京子)に声を掛けられると、胸が…痛い!

まさか自分の笑顔を完全スルーするようなロボット女に恋をしているはずがないと思い込もうとする康介だが、そこに未来からやってきた30年後の自分だというおっさん(古田新太)が現れ、「真田和泉に恋してんだろ」と鋭い指摘をされてしまう。「しばらく恋なんてしてねぇなぁ」とつぶやきながら去って行くおっさんの背中を見送りながら、康介は“本当の恋をすれば、あのおっさんのようにならない未来がやって来るのかも!”と、少し前向きな気持ちになるのだが…?


そんな中、商品開発部のチーフ・須藤周平(津田健次郎)らも参加する会議が行われることになる。会議前、須藤に声を掛けられた和泉の柔らかい表情を目の当たりにした康介は、和泉は須藤のような男性がタイプなのかもしれないと考え始める。かたや頼りがいのある落ち着いた大人、一方の自分は幼く見られがちな可愛いタイプと、まさに真逆! 自分に勝ち目はないのかも、と会議中も上の空…。

さらにその後、参加した飲み会で恋バナが始まり、後輩の一ノ瀬圭(大橋和也)から「受け身はダメ! 好きな人には自分からいかないと!」と、痛いところをつかれた康介は…?

翌朝、出社した康介は社内の雰囲気がおかしいことに気付く。先輩の鏑木悟(迫田孝也)によると、和泉に関するよからぬウワサが広まっているという。すると、同僚たちが遠巻きに見ている中、和泉が席を立ち…!? 30歳目前、ついに本当の恋を知った…かもしれない康介は、和泉のピンチを救うことができる!?

第4話のレビュー

丸谷(山田涼介)に恋の予感。相手はもちろん、商品開発部から移ってきた和泉(芳根京子)だ。彼女を見るたびに胸が高鳴り、息が詰まって苦しくなる……。何かの病気かと思い病院を受診した丸谷。医者に「その症状は恋です」なんて言われる、ラブコメ定番のやりとりまで見せてくれた。

これが本物の恋なのか……?と、人生初に近い恋の予感に一喜一憂する丸谷。相手は感情が見えにくい”ロボット女”の和泉である。一筋縄ではいかなそうだ。それに加えて、もうひとつ懸念点がある。

移動前の和泉が所属していた商品開発部のチーフ・須藤周平(津田健次郎)の存在だ。

丸谷と比べると、明らかに大人で落ち着いている彼。自分とは正反対のタイプである須藤に対し、和泉は信頼以上の思いを寄せているように見える。出会ってからずっと鉄仮面のようだった彼女。須藤に対するときだけは、その表情が穏やかになるのだ。

仮に、自分の恋のライバルが須藤だとしたら……? どれだけの勝ち目があるのか、と悩む丸谷。

そのタイミングで、須藤と二人で飲むことになった丸谷は、意外な事実を知ることになる。それは、和泉が商品開発部から営業部へ異動になった理由だった。

彼女には「情報漏洩をした」疑惑がかけられていた。しかし、それはまったくの濡れ衣。他ビール会社から引き抜きをかけられた先輩社員を止めようとし、トラブルに発展してしまったのだ。いつの間にか、和泉自身が情報漏洩をしたと噂になってしまう。

ことが大きくなるのを防ごうとした和泉は、須藤に退職届を提出。不憫に思った須藤は営業部へ相談し、少しの間だけ預かってもらうことにしたのだという。須藤から顛末を知らされた丸谷は、自分に何かできることはないか、と新たな悩みを背負うことに……。

和泉を思うあまり、なんとか彼女の助けになろうとする丸谷。しかし、その思惑はことごとく須藤に先回りされてしまう。情報漏洩の噂が全社に流れ居場所をなくす和泉を救ったのも、須藤だった。

そしてあまつさえ、涙する和泉を庇うようにバックハグする須藤の姿を、丸谷は目撃してしまう……!

ここまでの展開を冷静に振り返ってみると、正直言って丸谷の出番と勝ち目はゼロに近い。何度も窮地を救ってくれている須藤に対し、和泉の心は引き寄せられるばかりだろう。丸谷のことは見えてもいないんじゃないかと、不安になってしまうほどだ。

分が悪すぎる。丸谷が可哀想でならない。須藤がカッコ良すぎる。

このまま可哀想な丸谷で終わってしまったら、30年後にはあの”可愛さを失った未来の丸谷康介”に一直線だ。丸谷は今後、どのように動くのか……?


※この記事は「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」の各話を1つにまとめたものです。

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