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2022年11月04日

<ファーストペンギン!>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ファーストペンギン!>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第8話ストーリー&レビュー

第8話のストーリー


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船の転覆事故をきっかけに漁師たちが去って行き、片岡洋(堤真一)と小森賢太郎(北川尚弥)ら数人だけが残されたさんし船団丸。岩崎和佳(奈緒)は皆を呼び戻しに行こうと提案するが、片岡は断固拒否。さらに片岡は、和佳が講演を行う水産フェアの会場で、新たに経験のある漁師を募集すればいい、と言い出す。

こうして和佳は、全国から漁師たちが集う水産フェアの会場に、片岡も一緒に連れて行くことに。

講演会終了後、和佳と片岡は、元官僚のビジネスコーディネーター・波佐間成志(小西遼生)を紹介される。

見るからにやり手な波佐間から、「さんしと一緒にビジネスをしたい」と言われた和佳は目を輝かせるが、片岡はそんな2人の姿にモヤモヤし、帰り道に大喧嘩に!東京に置き去りにされる形となった片岡は、帰る手立てを失い、一人迷子になるが…。

一方、汐ヶ崎に戻った和佳のもとに、銀行から「融資を切り上げたい」と唐突に連絡が入る!突如として“倒産危機”に直面した和佳に、挽回のチャンスは訪れるのか…!?

第8話のレビュー

日本の水産業を立て直すため、水産フェアで講演をすることに決めた和佳(奈緒)。農林水産省・溝口(松本若菜)の後押しもあり、聴講していた漁師たちの反応も上々。

前回、漁協側が送り込んできた“工作員”のせいで、バラバラになってしまったさんし船団丸をなんとかするためにも、新しい漁師を勧誘するチラシをまく洋(堤真一)。和佳の講演のおかげで、お魚ボックスに興味を持ってくれる漁師はいるものの……わざわざ、さんしに来てくれる経験者はいない。

目の前の現実をなんとかしたい洋と、日本水産業の未来も見据えている和佳。視点が短期・長期に分かれているだけで、目指すゴールは同じなはずなのだが……。ちょっとした言い争いが原因で、洋は東京に置き去りになってしまう。

講演の場で出会った、ビジネスコーディネーターを名乗る波佐間(小西遼生)の存在も、洋のモヤモヤに拍車をかけていた。和佳は特段、彼に特別な好意を寄せているようには見えないのだが、洋にはそうは見えなかったのだろう。

果たして、洋が和佳に抱いているのは、恋心なのか?

洋、東京へ置き去り事件が勃発しているなか、さんしでは新事実が発覚。そもそも、この事態の発端となった“ロープを切った真犯人”は、小森(北川尚弥)ではなく逢坂(矢崎広)である可能性が浮上したのだ。

逢坂と、ぬいぐるみを介したやりとりを思い返した山藤そよ(志田未来)。調べてみたら、履歴書も免許証も偽造だった。携帯はプリペイド式で連絡がつかない。決定的な証拠はないものの、逢坂が漁協側による工作員だったと見て、間違いはなさそうである。

それにしても、事務も接客もできて、漁師たちの健康管理やカウンセリングのようなことまで対応し、おまけに推理力もあるとは……。そよそよ、恐るべしである。

こんな、てんやわんやな状況で、「貸し剥がし」と呼ばれる最後の手段に出た漁協。彼らもまた、さらに大きな圧力に脅されている立場ではある。しかし、今日〜明日で2億近い借り入れを耳揃えて返せというのは、さすがに……。

しかし、これまでも「なんとかするから!」と宣言し、実際になんとかしてきた和佳。講演で知り合った波左間の紹介で、支援してくれる会社と繋がることができ、窮地を脱した。

東京に置き去りにされていた洋も、無事に帰ってこられて、一件落着……と思いきや。

「さんしの救世主じゃ!」と波左間が崇められている現場に遭遇してしまった洋、またもやヘソを曲げて踵を返してしまう。

いいかげん帰ってきてよ……と皆が思っている最中、なんと、帰ってきたのは永沢(鈴木伸之)だった。

立派なイクメンに成長しつつあった永沢だが、奥さんを引き連れてきた様子は見受けられなかった。まさか、ここにきて本当に、彼女の妊娠はウソだったのだろうか。

日本の水産業をなんとかする以前に、個人の私的なアレコレで潰れてしまうのではないか……と心配しているのは、筆者だけではないはず。


※この記事は「ファーストペンギン!」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)日本テレビ

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