<PICU 小児集中治療室>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第10話ストーリー&レビュー
第10話のストーリー
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“しこちゃん先生”こと志子田武四郎(吉沢亮)は、PICU科長・植野元(安田顕)のデスクに退職願を置いて丘珠病院を後にする。
それを知った矢野悠太(高杉真宙)、涌井桃子(生田絵梨花)、河本舞(菅野莉央)の3人は、武四郎のことを心配して彼の家を訪ねる。だが武四郎は、「ひとりにしてくれ」と言って悠太たちを追い返してしまう。
そんな折、武四郎のもとへ1本の電話が入って……。
第10話のレビュー
植野先生(安田顕)に辞表を提出した武四郎(吉沢亮)。幼なじみの悠太(高杉真宙)、桃子(生田絵梨花)、舞(菅野莉央)らが心配するが、母の死に加え、医者という仕事に疑問を持ってしまい、ふさぎ込んでしまった。
そんな時、第1話に登場した山田先生(イッセー尾形)から熱を出した患者のことで電話がかかってきた。
稚内で小さな町医者を営んでいる山田は、武四郎を頼りにしている様子。
的確にアドバイスした武四郎に山田は、「心強いよ」と声をかけた。
その言葉が引き金になったかはわからないが、自分を求めてくれている山田に会いにいくことに。
札幌から稚内までの距離を調べたところ、およそ330km。車だと5時間ほどかかる。
(武四郎が移動した日は大雪だったので、もっとかかったかもしれない)
道産子の武四郎には、すぐに行ける距離ではないことはわかっていただろう。
でも、いてもたってもいられなかったのだろう。
武四郎の姿に驚いた山田だったが、すぐに武四郎の状況を察し家の中に招き入れた。
吉沢亮とイッセー尾形の掛け合いは、とてもいいものを見せてもらえたような気持ちにさせてくれた。
心の奥の方からじわじわと温まるような、幸せなシーンだった。
迎えに来た悠太と、重度の心疾患のある圭吾(柊木陽太)に会うため、函館に向かうことになった武四郎。
北海道をよく理解していない筆者は、稚内から函館の距離も調べてみた。
函館から稚内までの距離はなんと約630 km。
車で「行くぞ!」と言って行ける距離ではないことが判明。
運転を交代しながらなんとか函館に到着した武四郎たち。
武四郎を見た圭吾は、「俺、先生の病院に戻りたい」、「死にたくない」と弱々しい声で懇願したのだった。
それに対して、武四郎は「わかった」と静かに答え、圭吾を安心させた。
武四郎が札幌に戻ると、待っていたかのように桃子の出産がはじまった。
激しい陣痛の中、
「たけしろぉおぉぉぉ~いつまでウジウジウジウジしてんだ!今までどこにいってたんだよ、バカ!南ちゃんが安心して天国に行けないでしょうがっ!母親の気持ちも少しは考えろっ、バカたれっ!」
と、まるで南の言葉を代弁してくれているような桃子のセリフ。
見ているこちらもスカッとした。
ここまでそれほど出番が多くなかった生田だが、最終回目前で存在感をみせてくれた。
圭吾の体力が戻り、治療法に一筋の光が見え札幌に戻ってくることに。
しかも、補助心臓の手術を受けられるまでに復活し、「ああ、よかった」と安心してラストシーンを迎えようと思っていたところ画面の中が揺れている……。
ん?
地震だ!!!
道内に発生した大地震で圭吾の手術は中止に。
最終回目前でこんな展開になるなんて!
次週の最終回はいったいどうなるのか?
武四郎、最後まで諦めるな、頑張れ!とエールを送りたい。
※この記事は「PICU 小児集中治療室」の各話を1つにまとめたものです。
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