<PICU 小児集中治療室>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
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“しこちゃん先生”こと志子田武四郎(吉沢亮)は、先輩医師の綿貫りさ(木村文乃)とともに、急性リンパ性白血病で丘珠病院PICUに入院中の立花日菜(小吹奈合緖)ちゃんの回診を行う。日菜ちゃんと会話していると、ずっと意識がない状態が続いていた小松圭吾(柊木陽太)くんが目を覚ます。PICU科長・植野元(安田顕)からカンファレンスを仕切るよう指示された武四郎は、麻酔科医の今成良平(甲本雅裕)や小児外科科長の浮田彰(正名僕蔵)、救命医の東上宗介(中尾明慶)らとともに、圭吾くんの今後の治療方針を検討する。拡張型心筋症で、心不全の憎悪を何度も経験している圭吾くんには、心臓移植が必要だった。だが、圭吾くんは心臓移植を希望しておらず、移植待機の登録もしていなかった。
圭吾くんの担当医となった綿貫は、彼にあいさつし、聴診器を当てようとする。だが、「放っとけよ!」と手を振り払われてしまい……。
第6話のレビュー
拡張型心筋症という重い心臓病を患う圭吾(柊木陽太)が目を覚ましたが、「どうせ死ぬんだからほっといて」と武四郎(吉沢亮)ら、医師を寄せ付けない。心臓移植にも消極的な圭吾に何とかして生きる希望を与えたい武四郎は、治療計画の一環として圭吾だけの修学旅行を思いつく。
医師としてはまだまだ未熟だが、子どもの気持ちに寄り添える武四郎ならではのアイディアだった。
圭吾の友だちの優里(稲垣来泉)の存在も大きく作用し、圭吾は移植へそして、生きることへも前向きになっていった。
「先生、やっぱり心臓移植したい。心臓をくれる子の分も生きたい」
さらには
「先生みたいな大人になりたい」
と笑顔で武四郎に気持ちを伝えた。
絶望の淵にいた少年の心を、180度変えた武四郎。
病気の子どもに寄り添い、勇気を与えてくれる武四郎の行動から病気を治すだけが医師の仕事ではないことを改めて感じた。
気になるのが武四郎の母、南(大竹しのぶ)の病状だ。
第2話から徐々に体調が悪くなっていっている。
悠太(高杉真宙)にはヘルニアと言ったようだが、どう見ても大きな病を隠している様子。
「母と息子の嫌味合戦」が同ドラマの名物になりつつあったのに、ここにきて南の表情が視聴者をも不安にさせる。
母のことが心配でたまらない一人息子の武四郎、吉沢の演技にも心がきゅっとなる。
南の病状が悪いものでありませんように……。
毎話、なんらかの形で泣かされてしまう「PICU 小児集中治療室」。
もう悲しい涙は流したくない。
だれか、南ちゃんを助けて!
※この記事は「PICU 小児集中治療室」の各話を1つにまとめたものです。
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(C)フジテレビ