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2022年11月05日

<PICU 小児集中治療室>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<PICU 小児集中治療室>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第3話ストーリー&レビュー

第3話のストーリー


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志子田武四郎(吉沢亮)のもとへ、網走総合病院で救命医をしている親友・矢野悠太(高杉真宙)から電話があった。その際、悠太の様子がどこかおかしいことに気づいた武四郎は「何があったんだよ?」と心配するが、悠太は「なんでもない」と電話を切る。そんな悠太のもとに、7歳の少年・杉本淳之介(松野晃士)がトラックにはねられて緊急搬送されてきた。

淳之介は、大腿骨骨折のほか、第4肋骨と第5肋骨が折れ、肺を損傷している可能性もあるほどの重症だった。外科医がオペ中だったため、悠太は、淳之介を設備の整った大きな病院へ搬送しようと決断するが、濃霧がひどくヘリコプターを飛ばせないとの知らせが入る。悠太は、このまま救急車で釧路に向かうよう指示するが、釧路までは山あいの道を進むことになるため、3時間はかかるといわれてしまい……。

第3話のレビュー

第3話が終わったばかりだが、安田顕と吉沢亮の泣き顔がこのドラマの名物と化してきている。
今回も1人の少年の命を救うために2人が流した涙は、美しかった。

幼なじみで救命医の悠太(高杉真宙)のことが気になり、網走の勤務先まで訪ねた武四郎(吉沢亮)。
そこへ交通事故にあった淳之介(松野晃士)が緊急搬送されてきた。
親友同士の語らいはお預けで、武四郎と悠太は一緒に淳之介をPICUに運ぶことに。
肺の損傷が激しいため、淳之介の肺を全摘するか残すか議論になった。
武四郎は、淳之介と術後管理が心配な植野(安田顕)のためにスタッフ集めに奔走する。
その姿を見た院内の医師や看護師が、PICUを助けてくれることになった。
淳之介の意識が戻り、くしゃくしゃの顔で喜ぶ武四郎。

一生懸命、そしてがむしゃらという言葉がぴったりな武四郎に影響されて、周りの人間の表情もゆるんでいく。
植野に「もっともっと勉強します」というラストの武四郎の言葉は頼もしかった。

武四郎の成長の裏で悠太の不安そうな表情が気になる。
職場で冷遇され、心身ともに衰弱しているように見える。
武四郎よ、自分も大変だろうが悠太の変化に早く気付いてあげて!

ここまで出番が少ない救命医のりさ(木村文乃)の動向も気になる。
医療裁判を起こそうとしている様子は、ただならぬ雰囲気だ。
「覚悟はできています。医者が医者を訴えているんですから」のセリフの真意は?

PICUの存続をかけたストーリーと、登場人物たちの物語が同時進行で繰り広げられる同ドラマ。
救命医療を身近に感じられる人は、そう多くはないだろう。
しかし、私たちもいつお世話になるかわからない。
医師やスタッフたちの苦悩や裏側を垣間見られる同ドラマは貴重な存在だ。
武四郎の成長と共に、救命医療やPICUの存在も応援していきたい。

※この記事は「PICU 小児集中治療室」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)フジテレビ

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