<舞いあがれ!・結婚編>18週目~21週目の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第97回のレビュー
第21週「新たな出発」(演出:田中正)では2015年3月、舞(福原遥)と貴司(赤楚衛二)が結婚。告白の次の回で結婚。告白まではゆっくりだったけれど結婚までは超展開速かった。貴司が無精ひげそってさっぱりしてました。
結婚式の披露宴(二次会?)会場はいつものノーサイドです。これまでご縁のあった人たちが集まってきます。五島からもたくさん。現実的に考えると、物産展の撮影と合わせたのでしょう。
山田(大浦千佳)と藤沢(榎田貴斗)が「お似合い」と言われてまんざらではない様子であることに驚きました。ほかに、佳晴(松尾諭)と道子(たくませいこ)がかなり長い春という感じです。倫子(山崎紘菜)はフランス人パイロットの婚約者がいるようです。由良先輩(吉谷彩子)はおひとりさまの星。
佳晴は来ないかと思わせて、悠人(横山裕)を連れてきます。東京まで迎えに行ってきたのでしょうか。
顔を出したものの、にぎやかな場所をすぐに出ていき、例の公園に佇む悠人を心配して追いかけてきた久留美(山下美月)はぽつりと言います。
大事な友だちと大事な友だちが家族になりましためっちゃ嬉しくてちょっとさみしいです
(久留美)
わかる、わかりますよ。舞、貴司、久留美……3人幼馴染だけれど、貴司は短歌はがきを舞にしか送っていませんでしたし……。それはともかく、久留美は破談になっていますから、ちょっとさみしい気持ちになるのは無理もないでしょう。
このうえもない幸せの傍らに、さみしさや哀しさもあります。
岩倉家に2世帯暮らしすることになった舞と貴司。表札に「梅津 岩倉」とあり、勝(山口智充)が「梅津岩倉や」としんみりします。
亡き浩太(高橋克典)が事業に失敗していたとき、勝が一緒にお好み焼き屋をやろうという流れから「梅津岩倉」で漫才やろうという笑い話になったことがありました。それがこういう形で実現したのです。
ただ、主人公と幼馴染が結婚してハッピーではなくて、そこにいろんな歴史や気持ちがあることをちゃんと描くところが、貴司の短歌のようです。
貴司と舞が岩倉家をリフォーム(リノベーションとはどう違うのか)して2階に住むとは堅実です。きれいないまどきのお部屋になっています。ベッドまわりは見せないのが生々しくなくていいですね。
2階を夫婦の住居にしたということは悠人の部屋を壊してしまったんですね。家とはそういうものとはいえ、悠人、帰ってこられない……。
そういえば、貴司関係の友人知人がひとりもいませんでした。リュー北條(川島潤哉)くらい呼べばよかったのに。
【朝ドラ辞典 祝宴(しゅくえん)】これまでの出演者が一同に介してお祝いするエピソードが一回はある。たいていは結婚式。ひたすらに幸せな回。【朝ドラ辞典 最終回かと思った(さいしゅうかいかとおもった)】話がいい感じにまとまって、最終回のような回類語:大団円
※この記事は「舞いあがれ!」の各話を1つにまとめたものです。
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