続・朝ドライフ

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2023年03月06日

<舞いあがれ!・結婚編>18週目~21週目の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<舞いあがれ!・結婚編>18週目~21週目の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第89回のレビュー

悠人(横山裕)は責任をとるために東京に戻ることになり、その前に、家族で食事をします。メニューはカレー。子供のとき、浩太(高橋克典)と一緒に作った思い出のメニューです。「そもそもカレーの頻度が高い」とぶつくさ言いながら、そのカレーが好きな悠人。食べながら、素直に自分の想いを言えるようになっています。

結構重たい罪だということは、めぐみ(永作博美)の表情から伝わってきます。舞(福原遥)、「手紙書く」「電話する」と、できるだけ明るく振る舞っています。

朝ドラではこれまで様々な登場人物が悪いことをしてきましたが、罪に問われず、なんで?と見ていて思うこともしばしばでした。今回は、悠人は懲役3年執行猶予5年で、罰金などの多大な負債を抱えながらも、自分のしたことに向き合ってしっかり償うようです。

東京に帰る日に、ノーサイドに悠人は立ち寄り、佳晴(松尾諭)に借りた服を返し、久留美(山下美月)にお礼を渡します。今回はお金ではなく、袋の底に手を当てて、あたたかみを感じながら、久留美はちょっとうれしい顔をします。

佳晴は悠人に、自分もなにもかもなくして絶望したけれど、「一番大切なものが残っとたんや」と励まします。佳晴にとっての大切なものとは久留美です。この言葉を聞いたときに久留美もちょっとうれしそうな顔をしています。縁談を断って父を選んだばかりですし、少女時代は、母よりも父を選んでいます。どんだけお父さんが大事なんでしょう。定職につかず、経済的に豊かに暮らせなかったのに、そんなことは関係ない。お父さんのそばにいたいと思う久留美の気持ちが、佳晴を支え続けてきたのです。

そんな久留美に悠人がお礼に渡したのは、うめづのお好み焼き。悠人の大切なものです。
なにしろ、東大阪に来たら、実家には立ち寄らず、うめづにだけは来て、必ず食べるものですから。

佳晴の大切なものと悠人の大切なものの2ショットです。

さて、悠人のターンはいったん終了し、舞と貴司(赤楚衛二)のターンに入ります。
舞と貴司ははたからみたらいい感じですが、なかなか進展しません。そんなとき、
貴司の短歌のファンだという秋月史子(八木莉可子)がデラシネにやって来ます。

デラシネのお茶の間で貴司と語り合っていた舞が思わず立ち上がって、史子を見る様子は、先客がいるアピールをしているみたいでした。

八木莉可子さん、Netflix「First Love 初恋」でヒロイン(満島ひかり)の少女期をみずみずしく演じています。幼少期を演じているのが舞の幼少期を演じた浅田芭路さんという、なかなか因縁深いキャスティングで、これからの秋月史子の活躍が気になります。

【朝ドラ辞典  罪(つみ)】

登場人物が罪を犯すことが時々ある。窃盗、詐欺等。冤罪のときもある。捕まったのは
「ひまわり」の主人公の弟(冤罪)、「まんぷく」の主人公の夫(3回も捕まった)、「おちょやん」の主人公の父(獄中死)など。見逃されたのは、「カムカムエヴリバディ」の主人公の兄、「ちむどんどん」の主人公の兄や息子(物議を醸した)。



※この記事は「舞いあがれ!」の各話を1つにまとめたものです。

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