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2023年04月24日

<それってパクリじゃないですか?>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<それってパクリじゃないですか?>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第2話ストーリー&レビュー

第2話のストーリー

>>>「それってパクリじゃないですか?」2話の予告をYouTubeで見る
亜季(芳根京子)は新設された“知的財産部=知財部”に異動することになる。親会社から出向となった“弁理士=知財のプロ”・北脇(重岡大毅)と、熊井部長(野間口徹)とともに知財部が始動。
開発部へ戻りたい亜季だったが、特許に詳しい弁理士の又坂(ともさかりえ)らの力を借りて、初歩の初歩から知財についての勉強をスタートする。
そんな中、営業部の松尾(高橋努)が、月夜野ドリンクの主力商品『緑のお茶屋さん』と名前もパッケージもソックリなチョコレート『緑のおチアイさん』を持ってきた。商品が似ているか似ていないかを決める“商標の類否”の判断は、非常に難しい案件。
まずは、『緑のおチアイさん』の販売元である落合製菓に、亜季が話を聞きに行くことになった。
落合製菓は、地域の活性化のために様々な活動を行っている小さな製菓会社だ。お客さんを喜ばせたい一心で菓子作りを続けてきた社長の落合(でんでん)の人柄に触れた亜季は、<悪気のないパロディ>だから許してあげられないかと考える。
しかし、月夜野の増田社長(赤井英和)は「看板商品をパクるな」と裁判を指示。
時を同じくして、亜季の親友、ゆみ(福地桃子)のオリジナルブランド『ふてぶてリリイ』が、他の会社に商標登録されているという警告が届く。
『緑のお茶屋さん』の生みの親である開発部の高梨部長(常盤貴子)やゆみの立場に立って、改めて『緑のおチアイさん』の問題について考えることになった亜季。お人好しで情に流されやすい亜季と、ビジネスに感情を持ち込まない姿勢を徹底する北脇。正反対の二人は、『緑のおチアイさん』の問題にどんな決着をつけるのか?


第2話のレビュー

新設された知的財産部、略して知財部に異動になった藤崎亜季(芳根京子)。
北脇雅美(重岡大毅)も出向社員として同じ部署で働くことに。
「弁理士を便利屋だと思っていた藤崎さんには、知財部での仕事は荷が重いのでは?」と上から目線の発言をし、二人の間に火花が散る。
しかし、物腰柔らかい熊井部長(野間口徹)が割って入り、なんとか知財部がスタートすることに。

トレードマークの眼鏡を外し、一層優しい雰囲気を醸し出している野間口が非常にいい。
同ドラマは、脇を固める役者陣の演技もどこかほんわかしていて、視聴者に安心感を与えてくれる。

第2話ではパクリとパロディの違いについて悩む亜季。
月夜野食品の看板商品「緑のお茶屋さん」のパッケージデザインにそっくりの落合製菓食品の「緑のおチアイさん」を月夜野の社長、増田(赤井英和)が訴えると息巻く。

たしかに誰がみても「これはダメでしょう……」と思える類似品には失笑。

亜季は、優しい落合製菓の落合社長(でんでん)のことを気の毒に思い、「悪気のないパロディだから」と北脇に掛け合うが、「ビジネスに情を持ち込まないでください」と一蹴。

感情論タイプの亜季と理性的な北脇の掛け合いがいちいち面白い。
亜季のような人も理解できるが、会社組織には北脇のようなタイプが必要だ。
絶妙なバランスで物語はすすんでいく。

北脇は、「訴訟に踏み切るのは簡単だが、地元で企業イメージの良い落合製菓食品を訴えたら逆に月夜野食品のイメージが悪くなる」と、増田に助言。
そこで、もともと飲料以外にも食品の製造を考えていた月夜野のために「緑のお茶屋さん」のチョコレート菓子を落合製菓に製造してもらうことで「業務委託」をしては? と提案した。
どちらかが失うのではなく、互いに利益を得ることができる北脇の提案にまた月夜野は助けられた。

あくまでもドラマだと気楽に見ているが、よく考えると今回の内容と同じような案件は世間に溢れている。
なかなか勉強になるドラマだ。

次回は新商品の開発に向けて動く月夜野に新たな問題が起こりそう……。
知財部の亜季の活躍はあるか!?

【第2話のキーワード】
商標とは長い間コツコツと積み上げてきた努力を証明するもの。信頼の証なのかもしれない。
開発部の高梨部長(常盤貴子)

※この記事は「それってパクリじゃないですか?」の各話を1つにまとめたものです。

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(C) 日本テレビ

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