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2023年04月24日

<それってパクリじゃないですか?>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<それってパクリじゃないですか?>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第6話ストーリー&レビュー

第6話のストーリー

>>>「それってパクリじゃないですか?」6話の予告をYouTubeで見る
亜季(芳根京子)と北脇(重岡大毅)が見守る中、『カメレオンティー』の試飲会に、五木(渡辺大知)の大学の後輩の若菜(桜井日奈子)たちがやってきた。彼らは人気商品『ジュワっとフルーツ』の炭酸バージョン『ジュワっとフルーツ・スパークリング』を、開発部と共同開発中。通称『ジュワフルスパークリング』の試作品を飲んだ亜季は、その独特の口当たりに感動する。
若菜は、学会でこれまでの研究成果を発表するつもりだというが…。 学会で技術を発表してしまうと、特許の取得に必要な「新規性」が失われてしまう。亜季と北脇は、特許の出願まで学会発表を待ってほしいと若菜を説得するが、学会発表の要旨の提出期限は2週間後。共同開発に参加していた狩野(若林時英)は、北脇に正論で諭され、エキサイトしてしまう。
思わず「ビジネスに正義なんてない!」と、北脇のように強引に議論を終わらせてしまった亜季は、自己嫌悪。2週間で『ジュワフルスパークリング』の特許を出願する方法がないか模索する。しかしそんな中、大学側から共同開発の打ち切りが申し入れられ…。
「発明」とは、一体誰のものなのか。開発に携わった人が、全員幸せになれる方法はないのか、思い悩む亜季。時を同じくして、亜季はゆみ(福地桃子)と北脇が、北脇は亜季と五木が恋をしていると思い込み…!? 亜季はそれぞれの思惑が複雑に絡み合った問題を、解きほぐすことができるのか?

第6話のレビュー


発売間近のカメレオンティーを一般の人に飲んでもらう試飲会を開催した、月夜野ドリンク。
こぞって若者が「なにこれ、ヤバイ!」、「超おいしい!」と興奮している姿を見て、亜季(芳根京子)は「ヤバイって言われた~」と喜んでいる。
しかし、北脇(重岡大毅)は「何が嬉しいんですか? 本来、ヤバイは否定の意味を持つ言葉です!」と正論をぶつける。
曖昧で主観的な感想は商品開発に意味がないと言う北脇に対して、曖昧で主観的な意見こそが大事ですと反論する亜季。
何かと亜季に絡んだり、先輩の五木(渡辺大知)と亜季が一緒に仕事をする姿を自然と目で追ってしまう北脇の姿は、まるで小学生男子のよう。
かわいいのだ。

第6話は、開発部と若菜(桜井日奈子)、狩野(若林時英)ら学生たちとで共同開発しているドリンク「ジュワっとフルーツスパークリング」を巡ってトラブルが発生する。
研究成果を学会で発表したい若菜らと、特許を取る前に共同開発の内容を公表されては困る開発部。
開発部と学生たちの間に亀裂が入り、まさに「ヤバイ」状態に……。
亜季は学生たちと開発部のためにも、奮闘するが、なかなか突破口がみつからない。
ジュワっとフルーツスパークリングを飲みながら「何度飲んでもヤバイです。ヤバイってだけで特許がとれたらいいのに」とつぶやいた。
そんな姿を見た北脇は、「『ヤバイ』で特許出願をします」と亜季に救いの手を差し伸べた。

「官能評価」(人の感覚を使って物を評価すること)で特許を取ることを皆に説明する北脇。
結果、官能評価が特許出願の説得力となり開発部は特許出願を、学生たちは学会で発表することで一件落着した。
不器用ながらも北脇は亜季を救ったことに。
もう、亜季のこと大好きじゃん!と言わざるを得ない。

人が感じる「美味しい」、「これヤバイ!」という曖昧な感覚も専門家により、データ化すれば特許出願ができるとは。
そして「ヤバイ」という日本語の面白さ、おかしさも再認識できて今回も筆者にとって「ヤバイ」回であった。

芳根と重岡のもどかしいけれど微笑ましい関係と、"知的財産保護"をテーマにした珍しいドラマ、「それパク」。
後半戦もさらに多くの人に注目されることを願っている。


※この記事は「それってパクリじゃないですか?」の各話を1つにまとめたものです。

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(C) 日本テレビ

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